2011年6月28日火曜日

生体磁場を感じてみよう!

生体磁場の話をしてきましたが、実はそれを感じ取ることができます!(しかも誰でも)
「そんなことできるはずがない」「自分にはできない」なんて思わないでください。それは「思考のクセの始まり」ですからね。根拠のない思考のクセにより可能性を閉ざさないようにしましょう。

生体磁場の感じ方

①リラックスした状態で合掌してください。そして、お腹で深い呼吸をしながら頭の中を真っ白(思考をストップさせる)にしてください。(深い呼吸をすることで電気信号が発生し呼吸筋を動かしますので、磁場が安定するようです)

②手の力を抜いた状態で、手のひらと手のひらを少し離し隙間(3-4cm)を開けます。その隙間、あるいは手のひらに意識を集中してください。そのとき呼吸をするのを忘れないでくださいね。

③手のひらの表面にピリピリや温かさを感じませんか?もし感じることができたら、手のひらの隙間の距離を少しずつ広げていきます。もしかすると磁石のように引き寄せられるような感覚があるかもしれません。また逆に隙間の距離を縮めていくと、反発するような力を感じることができるかもしれません。

これが生体磁場です。どうですか?感じることができました?

普段あまり意識をしたことがないかと思いますが、手のひらは非常に優れた感覚器です。例えば、パン職人が小麦粉を触っただけで、その日の湿度を加味した絶妙な水加減が分かるようにね。これは日頃の訓練の賜物です。同じように今感じることができなくても、繰り返せば感じることができるようになります。

何人かにこれを試してもらいましたが、頭で一生懸命「感じよう」とすると感じることが難しくなるようです。すぐに頭を使ってしまうクセができていて、「何も考えない」こと自体が難しいようです。逆に頭より感覚優位にできる人はすぐに感じることができるようですね。

これを機に「何も考えない」時間を作ってみるのもいいかもしれませんね。

一度試してみてください〜。

2011年6月27日月曜日

生体磁場の流れ

1回目「生体磁場って何だ!?」
2回目「生体磁場が歪む!?」 につづく生体磁場編第3回目です。

今回の話から科学的に未開の領域に入っていきます(笑)

ポラリティセラピーでは、左図のような身体を取り巻く生体磁場の流れがあると考えます。頭が+極、足が-極、身体の右側が+極、左側が-極として考えます。そしてもうひとつ大切なのが+極と-極の中間には必ずニュートラルがあるということです。磁石でいうところの、N極とS極の境目ですね。
この磁場と極性はすべての人に存在します。クライアントにもありますし、もちろん施術者の私にもあります。
身体に慢性的な症状があると、この磁場の流れに「滞り」ができます。その「滞り」を見つけ、クライアントの極性と施術者自身の極性を利用し、「滞り」を解消していきます。

実際のセッションでは、「滞り」の箇所の周辺やその場所に流れを作るために、施術者の極性を利用してバイパスを作るイメージに近いかもしれません。

例えば、クライアントの頭(+極)に施術者の左手(-極)をあて、クライアントの足(-極)に施術者の右手(+極)をあてるような感じです。すべてがこういう訳ではありませんが、例えるとこういう感じ。(図が必要ですね……)

大雑把に説明しましたが、「生体磁場の極性を利用した自然療法」と言われるのはこういうことですね。

何度もいいますが、百聞は1セッションに如かずです。
実際に体感された方が、少しは理解して頂けるのではないかと思います。

さて話は戻して、
「滞り」ができるプロセスは、
「思考のパターンや感情の問題が身体に現れる!?」
「生体磁場が歪む!?」
 で説明した通りです。

ここで問題になるのは「滞り」をどうやって見つけるのか?ですよね。
これは「エレメント」という概念がとても役に立ちます。

その説明はまた次回。ではっ!

2011年6月25日土曜日

セッション後の「不思議」

「セッション直後は何も感じていませんでしたが、
次の日スッキリ起きられて身体が軽くなってます〜」というような
感想をいただくことも度々あります。


このようにポラリティセラピーではセッションを受けた直後より
翌日や翌々日など、しばらく時間が経過してから変化が現れることがあります。これはポラリティセラピーの特徴でもありますし、施術後すぐにピークを迎えるマッサージや整体とは違う点でもあると思います。


何故こういうことが起きるのでしょう?


例えば、マッサージでは肩に「凝り」があると、それをほぐそうとして肩周辺の筋肉に働きかけます。それに比べ、ポラリティセラピーのセッションではホリスティック(全身)に診ていきます。背骨が緊張していないか?横隔膜は硬くなっていないか?骨盤の傾きはどうか?膝は固くないか?などのようにです。(※1)
もちろん、以前からお話ししている「思考のパターンや感情の問題が身体に現れる!?」の観点でも診ていきます。

そして「凝り」というポイント(点)ではなく、より少し大きな構造的、機能的な「滞り」というスペース(面?空間?)を見つけ全身にアプローチしていきます。

効果の時間差が生まれるのは、滞りがあることが当たり前になってしまっている身体から滞りがリリースされるので、身体が新しいプロセスに対応するのに時間が必要なのだと思います。


そして、一度起こったプロセスは発展的に続くことがあります。


ここが不思議。


私の体験ですが、セッションを受けた後、腰痛が続いたことがありました。
2週間程して腰痛が治まったと思たら、あら、びっくり。
極度の猫背で後傾していた骨盤が元の位置に戻って、
背骨が伸びて姿勢が変わっていたんですよね。


誰にでも起こることではないと思いますが、こういうことがありました。
本当に不思議です。


またクライアントによってはセッション後に熱がでたりすることもあります。
一見悪化しているように思われますが、
これは身体にある滞りを出すために必要な大切なプロセスです。


そういうときは心配せずに、ゆっくりと休んで熱を出し切ってみてください。
新しいプロセスが始まるかもしれません。


※1:肩の凝りが骨盤など他の身体の部位と関係があるはずがないと考えるのは「思考のクセ」だと思います。実際に肩や背中を緩めるために、特に膝から下をワークすると効果があるように思います。ロルフィングという別のボディワークでも、背中を緩めるための準備として膝から下のワークをします。かかとは身体の背面の筋肉の終着点ともいいますし、下腿へのアプローチは大切だと思います。肩もかかとも繋がっていますから影響を与えることは十分に考えられます。

2011年6月21日火曜日

私のセッションの最大の特徴は「不思議〜」です

「セッション」ページに、ポラリティセラピーを不思議なボディワークと書きました。私のセッションを初めて受けた方は口を揃えておっしゃいます。

「不思議〜」と(笑)

何が「不思議」なのか?

セッションでは全身を両手で軽く触れたり、ときにはゆらゆらと揺さぶったりします。そのときクライアントの身体に触れた私の手が「とても温かくなる」 ようです。

クライアントの方には「レーザービームのようだ」や「ヒーターみたい」と言われたりだとか、「手に何かつけてますか?」と不思議がられながら聞かれることもよくあります。

私の感じとしては、言われる通りセッション中に手は温かくなる方ですが、クライアントに触れている身体の部分と私の手が反応して、クライアント自身も温かくなっているようにも思います。

身体に触れてしばらくすると温かくなり、筋肉が拍動を始めます。拍動をすることによって筋肉や組織が緩んでくるように感じます。

クライアントもそれを感じているのだと思います。

そして、私たちは「筋肉をほぐすには揉んだり押したりすることが必要だ」思考のクセ(自動思考)が働いてしまっています。だけど、不思議な温かい手を沿えているだけで筋肉が緩んでいったり、身体が軽くなったことが不思議で仕方ないのかもしれませんね。


私の手ではありません。
慢性的な症状でお悩みの方、
身体への新しい視点をとりいれてみませんか?何か新しい「気づき」があるかもしれません。

2011年6月20日月曜日

セルフ&ペアリリース④ 〜横隔膜編〜

「気を使いすぎると横隔膜が硬くなる!?」で 「ん?硬いかな?」と思われた方に、簡単にできるセルフ&ペアリリース(ケア)方法をご紹介します。
ぜひお役立てください。

前回の話のなかで、

①歌を歌う(声を出す)
②深い呼吸を意識する

を紹介しました。
今回はそれ以外の方法を紹介します。

そのまえに②について補足させてください。
深呼吸する際は、まず息を吐くことに集中してください。
そうすると、意識しなくても自然に空気を吸うことができます。
それに呼吸は「呼」気(=吐く)から「吸」気(=吸う)と書きますよね。文字通り体中の空気を吐ききってから吸いましょう。このとき、横隔膜の上に手を置いて深呼吸を行うと横隔膜を意識しやすいと思います。

横隔膜の筋膜リリース
図1:ワークの場所
①肋骨の下辺の中心から左右に広がった部分に四指を引っかけます。(図1)
痛い場合はやめてください。


②引っ掛けた指を肋骨に沿って身体の側面の方へずらすように引いて行きます。

注意:図1の赤丸の部分にはワークを行わないでください。動脈や剣状突起という骨があります。



横隔膜のリフレクソロジー
図2:横隔膜の反射区(赤線部分)
リフレクソロジーって聞いたことあります?
手や足に身体の部分(背骨や臓器など)が投影されているとされています。例えば胃が悪いと、手や足の胃を投影した箇所(これを反射区といいます)を押すと痛みを感じたり、コリコリするものがあったりします。そこに手で刺激を加えて症状を改善しようとするのがリフレクソロジーです。

図2の赤線部分が横隔膜の反射区です。
(図2は右手、右足ですが、左手、左足も同様です)
このラインに沿うように手の親指でゆっくり押し進めてください。

どうですか?硬いところや痛みのあるところはありませんか? そういったところがあれば、さらに丁寧に押し進めてみましょう。


ポラリティ的横隔膜リリース法(ペアで行ってください)
これまでセルフ&ペアリリースを数回やってきましたが、ポラリティセラピーの手技はひとつもありませんでした。これはとてもポラリティ的です。
ひとつ注意があります。これを行う場合は与え手(施術者)の体調や気分の良いときに行ってください。


①受け手は仰向けに寝てください。
右足から行います。

②与え手(施術者)は、先程のリフレクソロジーの右足の横隔膜の反射区を親指で押しながら痛い箇所を探します。

③痛い箇所を見つけたら、その箇所を右手で押さえたまま、受け手の右側に座り、左手で受け手の右横隔膜の上に手を置きます。
与え手は足裏を押さえたまま、ときどき右手をゆらしてみましょう。

④左側も行います。
このとき与え手の手は逆になります。(左手→左足、右手→左横隔膜)

ポラリティセラピーでは、手は現在の身体の状態を現し、足は身体の慢性的な状態を現していると考えます。足の反射区だけでなく、手の反射区でもやってみましょう。


ワークの後は代謝がよくなりますので、水分補給を忘れずに。

ポラリティセラピーのセッションはUnfolding Bodyworkとして生まれ変わりました。詳細はUnfolding BodyworkのWEBへ

2011年6月19日日曜日

私がポラリティセラピーを仕事にしようと思った訳+α

今日は少し個人的なお話を……。

私がポラリティセラピーを勉強し始めたころから、父が肝臓を患い、手術をするために入退院を繰り返すようになりました。実家住まいではありませんので、頻繁に父のもとに行くことは難しいですが、私は定期的に父にセッションを行うようにしました。

一般的にある程度年齢を重ねると、親の身体を触ることに抵抗を感じますよね。特に男同士ならなおさら。私もそれまで父だけでなく両親や兄弟の身体に「触れる」ことを考えたこともしたこともありませんでした。それが抵抗なく自然にできたのはポラリティセラピーを勉強していたことがとても大きかったと思います。

父が亡くなる前の2週間、私は病室でセッションを続けました。医学の限界を目の辺りにし、治療の施しようがないと言われたなかで、私にできることは、側でセッションをすることしかありませんでした。

父が動きたそうにしていると、脚を動かし、リフレクソロジーをし、少しでも楽になるよう足や頭、背中、胸など知る限りのポラリティセラピーの手技をしました。身体がつらく、投薬によって弱っていくように見える父は話すこともままならない状態でしたが、身体に手を添えて「触れる」たびに、いつも嬉しそうな顔をして、私の手のなかで父の身体が緩んでいくのを感じていました。

残念ながら父は亡くなってしまいましたが、今思うと、父の身体に「触れる」ことで、父とコミュニケーションを取っていたのかもしれません。
「触れる」とそこには温かさがあり、拍動があります。
もっとよく見れば、足の指の形や筋肉の状態、骨格、皮膚の質感、そして、まるで魂がどうしたいのかわかるような感じさえします。とても不思議ですが、「触れる」ことで「今、ここ」にいる父のことがすべてわかるような感じがするのです。そして、「触れる」ことで非常に濃密な最後の時間を過ごすことができたと感じています。

最近は人が人に「触れる」ことが少なくなってきていると聞いています。驚いたことに医者が患者に触れないこともあるそうです。非常に悲しいと思います。私もポラリティセラピーに出合っていなければ、「触れる」ことの大切さに気づいてはいなかったと思います。私はポラリティセラピーを通して、「自分自身に向き合うこと」や「触れる」ことの大切さはもちろん、私の経験を通して私にしか伝えられないことをこれから出合う方々に伝えていきたいと思います。


話は変わって、今日は「父の日」です。

近くに肉親がいる方は、親の身体に「触れて」みてください。
肩を揉むでも、足を揉むでも何でも構いません。
少し気恥ずかしいかもしれませんが、一年に一回くらいいいじゃないですか。
遠くに肉親がいる方は、電話をしてみましょう。
それが難しいなら、自分が親の肩を揉んでいるイメージをしてもいいと思いますよ。
馬鹿げているように聞こえるかもしれませんが、やってみましょうよ。
何か新しい発見があるかもしれません。

私は本日、母へのセッションの為、帰省します〜。

2011年6月18日土曜日

チャリティセッション in 御影公会堂

今日は以前から「イベント」で告知していました
「第3回チャリティーヒーリングセッション会」でした。
施術をする側で参加するのは今回が初めてでした。
今回とても印象的だったのは、男性のお客さんが多かったです。
全体でだいたい20〜24人来られていたのですが、5〜6人が男性でした。
ポラリティセラピーを特に男性に勧めたい私としては、これは一筋の光明ですね(笑)
これまでほとんど女性のお客さんが中心でしたが、じわじわと男性にも広がりつつあるのかもしれませんね。とても楽しみです。

そして、もう一つ大きな出来事は、その男性のお客さんと話していて、長々と書いているこのブログの必要性を少し見いだせたかもしれません。これからも私視点でポラリティセラピーや身体への気づきみたいなものを伝えて行けたらと思います。

チャリティーセッションのレポートはこちらから


そういえば、ポラリティセラピーの「生体磁場の極性を利用した自然療法」の部分の説明が「生体磁場が歪む!?」から進んでいませんよね。近々続き書きますね。

2011年6月17日金曜日

最近のお気に入り

いただきものですが、最近のお気に入りをご紹介。
「わらじ」ならぬ「ぬのじ」です(笑)
布でわらじを編んだものですね。

肌に触れる感じは柔らかくて優しくてすごくいいです。
履き心地もいいですが、わらじに履き慣れていないので、まだ少し疲れますが、それもそのうちなくなるでしょう。底は滑り止めと補強のため少しゴムを貼っています。「電磁波過敏の対処法」でゴム底の靴の話をしましたが、これくらいなら大丈夫かもしれませんね。

超お勧めですが、どこで買えるかわかりません(笑)
また聞いておきます。

2011年6月16日木曜日

気を使いすぎると横隔膜が硬くなる!?

横隔膜を触ってみてください。

どうですか?
硬いですか?柔らかいですか?
大きな声を出すことが多い人や吹奏楽などをやっている人は柔らかいのではないでしょうか?
セッションに来られる方にこの横隔膜が硬い人が多いように思います。

横隔膜は呼吸運動に関係する筋肉の一つです。呼吸運動には胸や背中や首にある多くの筋肉が関係しています。そのなかでも大きな筋肉が横隔膜です。
呼吸の際、横隔膜が押し下げられることによって肺に空気が入り、逆に横隔膜が押し上げられることによって肺から空気がでていきます。 肺自身が動いているわけではありません。


横隔膜が硬くなるとどうなるのでしょう?
上記の話からすると、空気の出し入れがしにくくなるのは想像できます。
それでも私たちが呼吸できているのは、横隔膜以外の呼吸に関係する筋肉が代わりに働いているからなんですね。でも、それらの筋肉にも通常の働きがあり、そちらにも影響がでてきます。それは首が凝る、肩がこる、背中が硬いなどの症状の原因のひとつになるかもしれません。


横隔膜が硬くなるのはなぜ!?
これはいくつかの原因が考えられますが、あまり横隔膜を使わずに浅い呼吸をしていると、横隔膜が収縮して硬くなるようです。逆に横隔膜が硬いので、浅い呼吸しかできないということにもなります。負のスパイラルですね。こういった場合は深呼吸やエクササイズや大声を出す(歌を歌う)などをして、横隔膜を緩めてあげると効果的です。


気を使いすぎると横隔膜が硬くなる!?
ここで「思考のパターンや感情の問題が身体に現れる!?」の視点からお話してみましょう。
例えば、重要な会議でプレゼンをするとか頼まれた仕事を断れないなど、緊張したり気を使ったりする場面は毎日のようにあるかと思います。そのように緊張したり気を使ったりしていると、気づかない内に呼吸が浅くなってしまいます。そして、緊張や気を使った後も浅くなった呼吸は戻りません。なぜかというと、呼吸が浅くなっていることに自身で気づいていないからですね(笑)
知らず知らずのうちに呼吸が浅くなり、あまり横隔膜を使わない呼吸にシフトしてしまいます。収縮した横隔膜は硬くなり、他の筋肉に負担をかけるようになります。
呼吸が浅くなると、身体も怠くなりひどくなると何もする気にならなかったりします。

普段生活をしていると、横隔膜のことなんてすっかり忘れてしまいがちです。私もそうです。ときどき横隔膜を触ってみて硬いか確認してみてください。硬いときは呼吸が浅い状態です。お腹で呼吸するつもりで深呼吸をすると横隔膜を使った深い呼吸をすることができます。ぜひ試してみてください。

「セルフ&ペアリリース④ 〜横隔膜編〜」はこちら

ポラリティセラピーについての詳細はPolarity Therapy Healing CoreのWEBへ

2011年6月15日水曜日

電磁波過敏の対処法

「電磁波過敏について」のつづきです

そもそもどうして電気が溜まるのでしょうか?

それは生活スタイルの変化と大きく関係しているかもしれません。
生活の利便性があがるとともに、大地はアスファルトやコンクリートで塞がれ、快適を求めて地上数十メートルの部屋に住むようになり、どんどん土と離れて生活することが増えていきました。そしてアスファルトやコンクリートの上を歩くためにゴム底の靴を履き、快適を求めて電磁波にまみれています。

体内に溜まった電気は体外に放電しなければなりません。
電気は流れやすい方に流れる性質があります。ですが、私たちは毎日ゴム底の靴を履き生活することで、靴がコンデンサ(蓄電器)の役割をし、地上に放電するのを妨げています。たとえゴム底の靴を履いていなくても、アスファルトやコンクリートより体内の方が電流が流れやすいので、どちらにしろ放電は難しいでしょう。さらに悪いことに私たちはナイロン生地の服を着ています。綿生地は空気中の水分を繊維の中に保持でき、そこから空気中に放電するのを助けてくれますが、ナイロン生地は繊維が細かく水分を保持できず常に乾燥しているので電気を貯めやすくなります。
ということは、スーツを着て一日中パソコンに向かうお仕事の方は、毎日本当に辛い思いをされているんだろうと思います。これに当てはまる方は、シャツを綿100%素材のものに変えると少し変化があるかもしれません。

なんだか利便性を求めるほど体内に電気が溜まる環境を作っているように見えてきますね(笑)

で、ここからが対処法。
上からも分かるように放電することが何よりも大切です

一番効果があるのは、「体内より体外の方が電流を流れやすい環境にすることということ」で【海に入ること】をおすすめしたいのですが、これはあまり簡単ではない人が多いでしょう。

 で、ココからが本番。下記の方法が効果的です。一度お試しあれ。

1.塩風呂に入る。

これは少しお金がかかります。海のような塩分濃度は必要ありませんが、少し多めに塩を入れるといいです。そして高価な塩を使わなくてもいいです。「質」より「量」です。私は百円均一ショップで1kg105円の塩を一回で全部使っちゃいます。だいたい100ℓのお湯に1kgの塩と数十グラムの重層を加えます。重層はそのときの電気のため具合(しんどさ)で調節しています。重層を入れるときは多くても塩:重層が2:1くらいまでがいいでしょう。重層を入れすぎると身体が冷えますので、冷え性の方や真冬には気をつけてください。


2.裸足で土の上に立つ。寝っ転がる。

これは全くお金がかかりません。その代わり時間と場所が必要です。どうやら電気は足や手の先から放電しやすいようです。裸足になったら寝っ転がって足裏と手のひらを土に触れ合わせましょう。深呼吸しながらできれば10分〜30分そのままでいましょう。敏感な人ならピリピリするものが体外に出ていくのがわかるかもしれません。起き上がってみると、とても身体が楽になっていると思います。人にもアースが必要だということですね。


3.銀歯など体内の金属を除去する。

これはとてもお金がかかります。そして、理解ある歯科医師さんとの出会いも必要です。例えばパソコンをしているときに顔に受けた電磁波は銀歯などが避雷針の役割をして、体内に電気を入れてしまいます。片側に金属の支柱を入れていたとすると、そちら側ばかりが不調になることもあるようです。こういったことに理解と知識のある歯科医師さんがいらっしゃいますので、相談してみるのも良いかもしれません。


4.できるだけ綿など天然素材の服を着る。

これは上記で説明した通り。金属のアクセサリーも同じです。


他にもいくつか方法がありますが、実際に体験して効果的なものを紹介したつもりです。電磁波をカットするような商品も売られていますが、それよりもまず試してください。特に2番は誰にでもできます。少し変な人に見られるかもしれませんが、とても効果が高いと思います。

電磁波でお悩みの方は是非お試しください。

つづきの「電磁波過敏とポラリティセラピー」はこちら

ポラリティセラピーについての詳細はPolarity Therapy Healing CoreのWEBへ

2011年6月13日月曜日

電磁波過敏について

シックハウスなど化学物質過敏(「症」はつけません。通常の反応を身体がしているだけなので個人的に病気と思っていません。)についてはニュースなどでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、電磁波過敏についてはご存知ですか?



生体磁場の話でもすこしお話ししましたが、携帯電話やパソコンなどに四六時中向かうことで身体が熱っぽくなったり、ぼーっとしたり、頭痛がしたり、何もする気にならなかったり、敏感な人だと身体が帯電しているようなピリピリ感を感じることもあるようです。他にもさまざまな症状がでてくる方もいるようです。
また電磁波により、体内に静電気が溜まり、血中カルシウムが減少することで骨粗鬆症※1のリスクが高まったり、静電気により血糖値が増加し糖尿病※1のリスクが高まることがあるようです。
 
こういった症状を普段からかかえているけど、まさか携帯電話やパソコンが原因になることがあるなんて発想にありませんよね。でも実際に携帯電話やパソコンの使用をやめている間は症状が楽になるので、何となく気づき始めている方もいるようです。

実は私も極度の電磁波過敏です。

ですが、仕事でパソコンや携帯電話を四六時中使っていました。電磁波過敏だからと言って、パソコン、携帯電話や他の家電製品を使わずに生活することは難しいですよね。
もはや電磁波を全く受けずに生活することなんてできません。街をあるけば、車や電車、携帯電話の基地局から電磁波が飛んでますからね。


同じように電磁波過敏で悩んでいる方にまず知っていただきたいのは、受ける電磁波量に個人個人の許容量があり、その許容量を越えたときに発症することが多いようです。自身の許容量を知ることと許容量を越える前に対処することがポイントになります。

では、どうすれば良いのか?

 次回、誰でも簡単にできる対処法をご紹介したいと思います。
(→電磁波過敏の対処法

※1:生体と電磁波 CQ出版社より

追記:
6/16にこんなニュースがありました。
長時間のテレビ視聴で病気・早死リスク高まる、米研究
電磁波と関係ありそうですね。

2011年6月12日日曜日

おすすめっ!レインドロップ

先日、レインドロップのワークを受けてきました。ここです。

一応女性限定なのですが、特別に受けさせてもらっています。
レインドロップというのは、上半身裸になってマッサージテーブルの上にうつ伏せに寝た状態で、肌に直接塗布できる数種類のエッシェンシャルオイルを雨つぶのようにポタポタと落とし、背中をほぐしていくワークです。

これがすっごく気持ちいいんです。思わず喘いじゃうぐらい(笑)
ワークが終わったあとは、背中がマッサージテーブルにぴたっとくっついちゃいました。身体の緊張がほぐれ、全身が緩るむとそうなるようです。
 オイルの香りもリラックス効果がありそうです。
受けてから数日経ちますが、もみかえしもなく背中が軽くいです。
なんだか肩甲骨と背骨の間にスペースができたような感じがします。あと呼吸もすごくしやすいですね。

施術者が女性なので安全上、女性限定というのも仕方がないのかもしれませんが、背中をガチガチに固めた男性がとても多いので、これを女性だけの特権にしておくのはもったいないと思います。
そこで相談してみたら、私の知り合いの方なら男性でもOKと言って頂きました(笑)

受けてみたい男性の方は私宛に連絡ください。その後、echappeさんから連絡してもらえるようにします。女性の方は直接連絡してくださいね。

1回60分¥8,000ですが、マッサージに3回いくことを考えると、レインドロップ1回を選びますね。

2011年6月10日金曜日

生体磁場が歪む!?(個人的推測です)

「生体磁場って何だ!?」のつづきです。

何度もいいますが、ここでお伝えするのはポラリティセラピーの側面の一部を私なりに解釈したものです。ポラリティセラピーはとても多面的で奥深く言葉で一概に表現することはできないと考えています。ここでの話がポラリティセラピーの全てではありません。
私の体験からできるだけ物理的視野で説明しようと試みています。
ポラリティセラピーではこういった表現を一切していません。ですので、私以外のポラリティセラピーの実践者にこの話をしていただいても答えていただけるかわかりません(笑)
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生体磁場が存在する話は前回した通りです。
・電気信号が流れる(と磁場も発生)→筋肉が動く
・何かしらの理由で電気信号が変化(=磁場も変化)→症状が現れる
(上記は生体磁場のみの視点で話しています)

磁場が変化すると電気信号の流れ方も変わるのかもしれません。それで筋肉に緊張が起こることもあるでしょう。
ではこの磁場はどのようなときに変化するのでしょうか?
内的な思考のパターンや感情の問題は前回少しお話しました。
外的な要因はどうでしょう?
大きな視野でみると、地球の磁場の影響を受けています。これは生まれたときから受けているものなのであまり局所的な変化はないかと想像されます。

ちなみにISSなど宇宙で生活するためには磁場を発生させる装置を持って行くそうです。地球の磁場が人間には必要だそうです。



他の外的要因としては、身近なもので電化製品が考えられます。電流が流れていますので磁場は発生していますよね。なかでも携帯電話や電子レンジはとても強い電磁波&磁場を発生させています。長時間携帯電話で話していると、耳の後ろが熱くなったり、後頭部が痛くなったりする症状があるようです。先日も携帯電話の使用で脳腫瘍のリスクが高くなるとWHOが発表していたのがニュースになっていました。生体磁場が電磁波による影響を受け許容値を越えると電磁波過敏となり、頭がぼーっとしたり、熱っぽくなったり、身体が怠くなったりします。実際に私がそうです。その解消法については別の機会にお伝えしますね。
(→電磁波過敏について

前回の話で生体磁場のイメージをこんな風だとお伝えしました。
この写真でいうと、N極が頭でS極が足だと想像してください。(写真は二次元ですが、実際は磁石の手前にも奥にも磁場があり三次元的に存在します。)
 砂鉄が広がりのある曲線を描いていますね。



強烈な磁場の影響を受けると生体磁場がどうなるのか、たぶんこのイメージが近いかもしれません。
 この写真は2つとも同程度の磁場の強さの磁石がお互いが引き合うように置かれています。先程に比べると、ひとつの磁石の磁場の広がり方に変化がありますね。
電化製品vs人でみる場合、電化製品の方が遥かに大きな磁場を持っています。さらに交流電流のようにN極とS極を瞬時に変換しながら、そしてあらゆる方向から存在しています。
磁場は目視できませんので個人的な推測ですが、以上のことを考えると、例えば電化製品を左、人を右とすると、生体磁場は瞬間的にとてつもなくひっぱられたり、とてつもなく反発されたりするでしょうね。


このように生活のなかのあらゆるところで磁場の影響を受けています。もちろん電化製品だけではなく、人同士でも影響をし合っています。物理的側面のみで話してきましたが、ほとんどの場合、この磁場に感情的要素や想念、トラウマなどものっかっていると私は考えています。「空気を読む」という言葉があるように、私たちは知らず知らず感じながら人との付き合いをしているのかもしれませんね。

セッション中によくやるのですが、私がクライアントの身体の一部を触ってしばらくすると、クライアントが身体の変化を感じることが良くあります。これも磁場が影響し合っているからかもしれませんね。面白いですよ。


ポラリティセラピーのセッションでは、クライアントもボディワーカーも同じ人ですので、微弱な磁場同士で引き合ったり干渉し合ったりすることで、クライアントの磁場を整えバランスするのだと思います(これも超個人的見解)。そして、ポラリティセラピーの実践者は生体磁場がどのように発生するのか、どのようにバランスすればいいのかを知っています。
科学的にはまだ解明されていませんが、古来からの人類の知恵から学び実践し、自ら体験して知っています。次回、その具体的な手法を少しだけお話できればと思います。

まぁ、どんなに言葉を紡いでも、
百聞は1セッションに如かずですよ (笑)

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上記、家電製品を批判している訳ではありません。今や生活に欠かせないものであるのは事実です。たとえ1商品単体での電磁波量が人体に影響がなくても、増えすぎた電気製品に24時間さらされることにより、電磁波過敏で苦しんでいる方も増えてきているようです。放射能に通じる何か目に見えない問題がここにも潜んでいるような気がします。測定・確認できないものは「存在しない」ことになってしまいますから。。。

2011年6月9日木曜日

右肩下がりなんですよ、私。

AさんとBさんの違いは何でしょう?
左右の肩の高さが違う方
いらっしゃいますか?


私はよく左肩が上がります。鏡をみる度に「またかっ!」と思うんですよ。嫌ですよ。右肩下がりなんて(笑)左肩が上がるときの傾向を観察していると、特にパソコンに向かっているときが多いようです。左肩が上がる原因はもう分かっているのですが、機会があればお伝えします。


肩が上がっていると身体のバランスが悪い感じがするし見た目にみっともない感じがして、無理に肩を下げようと努力したり、もしそれが子どもだったりすると「肩を下げるようにしなさい!」という親もいるかもしれません。でも、上がっている肩を努力して下げようとしても意識がいかなくなると戻ってしまうんですよね。

ここで問題なのは、「肩が上がっているなら下げたらいい」 という発想です。これも思考のクセ・パターンだと思います。また自動思考ともいうかもしれません。

「思考のパターンや感情の問題が身体に現れる!?」でお伝えしましたが、症状には何かしらの理由があります。肩を上げる筋肉が収縮したり緊張したり、緩むことができない何か理由があります。そして、もうひとつ大切なことは、肩を上げる筋肉と肩を下げる筋肉は同じではありません。無理に下げようとすることで肩を下げる筋肉を緊張させてしまいます。「肩が上がっているなら下げたらいい」という発想から、負のスパイラルに陥ります。
そしてどんなに頑張っても肩の高さは揃いません。そのうち諦めてしまいます。

●負のスパイラルのまとめ
1.肩が上がる何かしらの理由がある
2.肩を上げる筋肉と、肩を下げる筋肉は同じではない
3.下げようとすることで、肩を下げる筋肉を緊張させてしまう

では、どうしたらいいのか?

「肩を上げることを辞めること」だそうです※。

どんなときに肩を緊張させているのか観察してみてください。無意識に肩を緊張させている理由に気づくかもしれません。肩が上がっていると思ったら、やっていることを中断してひと呼吸してみてください。肩に意識を向けて。もし動けるスペースがあるなら肩や腕を回すエクササイズも効果的だと思います。くれぐれも肩を下げようとはしないでください(笑)

もしこういったことでお悩みのことがあればご相談ください。
随時セッションも受付けています。

上記、肩が上がるという症状は筋肉だけが原因ということではありません。骨格の歪みや筋肉、筋膜の癒着やトラウマなどの心理的要因など複雑にからみあっていることもあります。思考のクセが負のスパイラルを生むことがあるということをお伝えしています。

※こういった非効率な身体の使い方を辞めていくための「気づき」の手法でアレクサンダーテクニークというものがあります。

2011年6月8日水曜日

生体磁場って何だ!?

前回に引き続き「生体磁場の極性を利用した自然療法」視点でポラリティセラピーをお伝えしようと思います。

話が長くなりそうなので、今回は生体磁場についてお話して、
次回にその続きをお伝えしようと思います。

事前にことわっておきますが、これから書く内容は私個人の捉え方のひとつです。


私自身工学部出身ですが、生体磁場については全く知りませんでした。でも、よくよく考えてみると生体磁場が存在することは理解できます。これは科学技術信仰の悪い習慣だと思うのですが、測定&確認できないものは「存在しない」ことになってしまいます。でも、生体磁場に関しては研究も進んでいるようですので、生体磁場という言葉も市民権を得るようになるのも近いかもしれませんね。

 以前クライアントに「心臓は何で動いていますか?」と聞いたことがありました。
そうすると「……筋肉ですか」と答えてくださいました。
さらに「その筋肉は何で動いていますか?」と聞いたところ、
「……わかりません」と答えてくださいました。

私はたまにこういうような質問をしてみます。
身体に詳しい方ならお分かりだと思いますが、
そうでない方はそんなことを考えたことはあまりないかと思います。
そして考えたことのない方が多いような気もします。私もそうでした。

答えのひとつに電気信号があげられます。
右心房付近にある洞房結節というところから
微弱な電気信号によって心臓を収縮さているそうです。
そして、その微弱な電気信号を読み取ることで心臓の動態をわかるようにしたのが心電図なんですね。

電気信号がわかったところで、学生時代の記憶を呼び覚ましてみましょう。
「右ネジの法則」覚えていますか?思い出せない方はこちら
電流が流れると、その周りに磁界が発生します。
そうすると微弱な電気信号が流れ心臓が動くたびに
微弱な磁界が発生しているということになります。

 磁界が発生するということは、N極、S極も発生して……


ということは、人間の身体はこんな感じなんですね。












この写真で例えるのは大雑把すぎるかもしれませんが、イメージとしてとらえてください。そしてこの写真のように砂鉄が身体にくっついたりしないのは、微弱な磁界だからなのでしょう。良かったですね。砂場で遊べなくなるところでした(笑)

冗談はさておき、
前回「思考のパターンや感情の問題が身体に現れる!?」 で思考のパターンや感情の問題が行動を滞らせ、さらに滞りの習慣を作り、結果的に身体の歪みや症状に現れるとお伝えしました。
たとえばとてもビックリすることがあったとします。突然、後ろから「ワーッ」と驚かされたとしましょう。ビックリして息が詰まったりした経験は誰もがあると思います。意図的ではなく一時的にでも息が詰まるということは、動くはずだった呼吸に関する筋肉が動けなかったということになります。筋肉を動かす電気信号が変わったのか、流れる経路が変わってしまったのかはわかりませんが、筋肉が動かなかった結果、息が詰まったということでしょう。と考えると、一時的にしろ電気信号が通常通りでなかったことで、生体磁場も影響を受け変わってしまうということになります。

ポラリティセラピーのセッションでは、その歪んでしまった生体磁場を整えバランスします。機械などは一切使わず、手だけで行います。
ポラリティセラピーは思考のパターンや感情の問題からのアプローチと生体磁場からのアプローチ、そして解剖学・栄養学的アプローチを統合した、ホリスティック(全体的)な療法だと思います。

簡単に生体磁場についてお伝えしましたが、
生体磁場の影響や生体磁場のバランス方法について
次回お伝えしようと思います。
古来の人類の知恵が凝縮されいてとても面白いし、
知っていて損はないと思います。


百聞は1セッションにしかずですが。

その話は次の機会で。。。

2011年6月7日火曜日

思考のパターンや感情の問題が身体に現れる!?

前回の「ポラリティセラピーって何だ!?」でポラリティセラピーを表現する言葉のひとつにあった「思考や生活のクセでできた滞りをほぐしバランスを整えるホリスティック療法」について、私の見解をお伝えしようと思います。

ポラリティセラピーでは、ボディワーク、コミュニケーション、ニュートリション(栄養学)、エクササイズを4つの柱としてセッション(施術)を行います。他のボディーワークと比べると、お話を伺いながら身体をほぐすのがとても特徴的だと思います。ここで伺う話とは、身体のこと、最近取り組んでいること、夢、家族や仕事の人間関係、昨夜の晩ご飯まで多岐に渡りますが、すべてクライアントから自然に出てきた話や言葉を尊重して傾聴します。こちらから根掘り葉掘り聞き出したり、「私はこう思うなど」の主張はしません。

 少し話はそれますが、私が思うポラリティセラピーの魅力のひとつに「非介入」というスタンスがあります。これはクライアントを「治してあげる」のではなく、クライアント自身の自然治癒力を信じ、治癒が起こるプロセスをお手伝いするということです。クライアントにも「治してもらう」という意識は家のトイレにでも流して、自身の症状に「責任」を持って治癒が起こるよう「ちょっと手伝ってよ」くらいの意識で来てもらえると嬉しいですね。クライアントにも前向きにセッションに参加してもらうこと、つまり、クライアントとボディーワーカーとの協力関係が治癒効果を高めることは、私自身よく経験しています。

話を戻しますが、クライアントにはお話を伺いながら身体に意識を向けていただきます。そうすると何かの感情と身体の症状がリンクし、何かに気づくことがあったり、意識を向けるだけで症状が緩和していたりします。また良く起こるのが症状と想像もしていない身体の部分や感情、昔の出来事とリンクすることです。ですので、症状という部分だけでなく、ホリスティック(全体的)にクライアントを見ていくことも大切です。
ボディワーカーはそういった変化を感じとり、クライアントにも状態を確認しながら、セッションを組み立てて行きます。(ボディワークの詳細はまたの機会にお伝えします。)

思考のパターンや感情の問題がどのようにして起こり身体に症状として現れるのか?その症状が治癒するプロセスのなかで、ポラリティセラピーはどういう位置付けかを簡単に図にしてみました。
問題の起こる流れとヒーリング・解決の流れ
思考、感情、行動、習慣、身体に起こっている問題にクライアント自身が「気づく」ことがとても重要です。「気づく」ことでそれをやめることも選択できますから。そのためにはコミュニケーションが必要で、ポラリティセラピーでは重要視するゆえんです。クライアントとのいい協力関係を築けるかが、ポラリティセラピーの実践者に課せられた最初の大仕事です。治癒の効果に左右されますからね(笑)

次回は「生体磁場の極性を利用した自然療法」視点で話したいと思います。

2011年6月6日月曜日

セルフ&ペアリリース③ 〜脚を酷使した後のケア〜

でも簡単にできるセルフ&ペアリリース(ケア)方法をご紹介します。
ぜひお役立てください。
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ハイヒールを履く人、脚を酷使した後のケアにオススメ

前回、下腿の背面にあるふくらはぎのワークを紹介しましたが、
今回は下腿の前面にある前脛骨筋のワークを紹介します。
これも簡単で効果を感じやすいので是非お試しください。

前回のふくらはぎの筋肉(ひふく筋、ヒラメ筋)は足先を伸ばす筋肉、
今回の前脛骨筋は足先を引き上げる筋肉です。
立ち仕事の方や女性でハイヒールを履かれる方は
この筋肉が硬いことが多いです。

2つの骨の間を押してワークする
①まず前脛骨筋を探します。
床に座り、片膝を立てます。下腿には2本の骨があり、
下腿の中心を走っている大きい骨が脛骨、
その外側にあるのが腓骨です。膝下から脛骨を触り、
その外側にある筋腹が前脛骨筋です。
その筋腹を触りながら足先を引き上げてみます。
硬くなればそれが前脛骨筋です。


②前脛骨筋に親指を少し強めに押しあて足首を上下します。
膝下から少しずつ足首に向かって移動して行きます。


③片足が終わったら立ってみて左右の脚の重みの違いを確かめましょう。
こうすることでこれまでどんなに脚が重かったか「気づき」ます。
この「気づき」が大切です。
十分楽しんだら、もう片方の下腿にも行いましょう。

誰でもどこでもできるので、ぜひ試してみてください。

ワークの後は代謝がよくなりますので、水分補給を忘れずに。

セルフ&ペアリリース② 〜ふくらはぎ編〜

誰でも簡単にできるセルフ&ペアリリース(ケア)方法をご紹介します。
ぜひお役立てください。
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今回はふくらはぎのワークです。
このワークは足の「むくみ解消」で、女性のクライアントに
喜ばれてたりします(笑)

足は第2の心臓とも呼ばれていて、
心臓から足に下りてきた血液を、足を使うことで心臓に戻しています。
そのとき、ふくらはぎは重力に逆らって心臓に血液を戻すポンプの役割を
しています。
座り仕事で脚をあまり使わなかったり、逆に立ち仕事で脚を使い過ぎても、
筋肉が収縮して血液の流れが良くなくなるようです。
このワークでふくらはぎを緩めることで、
足から心臓へ血液を戻しやすくなり、
それによって全身の血行が良くなります。
だからむくみ解消に良いんですね。
あ、貧血の改善にもいいかもしれません。

誰でも簡単にできますので、一度お試しあれ!

ふくらはぎを2つに分けるようなイメージで開いていく
①まず片膝を立てて床に座ります。
立てた膝を深く曲げ、そのふくらはぎに両手の親指をあて
下腿を手で包むようにします。
このとき、背を壁にもたれさせると姿勢が安定します。

②親指で垂直に圧力を加えながら、ふくらはぎを2つに分けるような
 イメージで開いていきます。

③ふくらはぎの上から少しずつ下にずらしながら、
 ふくらはぎ全体に行います。

少し痛みがあるかもしれませんが、痛すぎない程度で行ってください。
また、ふくらはぎの下のアキレス腱部分にはワークを行わないでください。


このワークがわかりにくい方は、下記のエクササイズを試してみてください。

①床に仰向けになり、片膝を立てます。

②もう一方の脚を引き上げ、そのふくらはぎを立てた膝に
 グリグリ押し付けます。
ふくらはぎの上から少しずつずらしながら、ふくらはぎ全体に行います。


いかがですか?
脚が軽くなったり、全身がぽかぽかしてきませんか?


ワークの後は代謝がよくなりますので、水分補給を忘れずに。

セルフ&ペアリリース① ~首のつけ根編~

誰でも簡単にできるセルフ&ペアリリース(ケア)方法をご紹介します。
ぜひお役立てください。
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パソコン作業をしていると首から肩が痛くなる。
そんな方に効果的なセルフリリース方法をご紹介。


肩甲挙筋の肩甲骨付着部
①まず肩甲挙筋が肩甲骨に付着する部分を探します。
肩先から背中の方へのびている骨のでっぱりをたどり、
...そのでっぱりが途切れたところから少し上がったところに
肩甲挙筋の付着部があります。

②その付着部を指でしっかり押さえ肩を上下させます。


たったこれだけ。誰でもどこでもできるので試してみてください。


大体この痛みは首と肩をつないでいる
肩甲挙筋が収縮することが原因です。
これは呼吸に関係する筋肉とも連動しているので、
ヒドくなると呼吸が浅くなってくることもあります。
 (呼吸が浅くなる原因はこの筋肉だけではありません)
何より日頃のケアが大切ですね。


ワークの後は代謝がよくなりますので、水分補給を忘れずに。

2011年6月5日日曜日

ポラリティセラピーって何だ!?

ポラリティセラピーを実践しているにも関わらず、いつもこの質問に答えるのに困ります。この「説明に困る」ということが、ポラリティの魅力でもあると最近は思います。
ポラリティセラピーはマッサージや整体ではありません。身体に強い刺激を与えることなく、身体に手を添えたり、「ゆらゆら」揺らしたり、穏やかな手技で身体を芯から緩めます。人それぞれに行うワークも違いますし、毎回行うワークも違います。とてもクリエイティブです。
受け手は身体を流れるエネルギーを感じることもあるかもしれないし、身体が緩んでいく感覚がするかもしれないし、寝起きのような爽快感があったり、痛みが改善していたり、姿勢が良くなっていたり、呼吸がしやすくなったり、新しいことに取り組もうとする前向きな気持ちがでてきたりとこれもさまざまです。

ポラリティセラピーはとても多面的で奥深く、既存の概念や言葉で表現することが非常に難しいセラピーです。

一般的には「ヒトがもつ生体磁場の極性を利用した自然療法」と言われていたり、あるところでは「思考や生活のクセがつくる滞りを整えバランスするホリスティック療法※1 と言われていたりとさまざまです。前者は物理的論理と手法の一部を伝えていて、後者は発症から治癒へのフローを伝えているのだと思います。どちらも間違いではありませんが、的確に言い表しているとは思いません。しかし、誰もが納得し理解できるような「言葉」を表現するのは無理だと思っています。それが多面的で奥深い魅力です。
私が説明に迫られたときは、人によって説明方法を変えたりしていましたが、今は「とりあえず体験してみて」と伝えるようにしています。

百聞は1セッションにしかずだと思います(笑)

次回、ポラリティセラピーについてもう少し詳しい説明をしたいと思います。ではっ!

※1:症状だけではなく、その原因を生活習慣など広い視野から捉える『総合的な療法』