2015年2月6日金曜日

病理のメカニズム

「コンタクトバウンダリー(接触境界)に支障が起きるために、
自己成長が妨げられ病理が生じる」

と以前読んだゲシュタルト療法の本に書いてありました。

また、病理が生じる人の傾向もあって、

1.うのみ
価値観をまったく無批判に取り入れてしまう。
(自分の価値観ではないため、自分のなかで葛藤が起こる)

2.投影
自分が感じていることを他人に委ねてしまう。

3.反転行為
感情を表現せずに自分のなかに押し込めてしまうと、
その感情のエネルギーが自分を攻撃するエネルギーとなってしまう。

4.無境界
自己と他者に境界線を持たない。

5.話題転換
核心に触れようとしない。


さっき母と電話で話していて、ふと上記のことを思い出しました。

母は「緑内障の手術をする」というので、
私は「視野が欠けてきているの?」と聞くと、
「いや、欠けてない」と答えるので、
私「緑内障なの?」
母「違う」
私「じゃあ、何で手術するの?」
母「眼圧が高くて、緑内障になるかもしれないから」
私「自分で決めたの?」
母「眼圧が高いので緑内障の手術をしましょう!と先生が言ってくれたから」
私「じゃあ、眼圧が高いのが問題で、緑内障は問題ではないのね」
私「緑内障の手術は必要だと思うの?」
母「……」
母「○月○日に手術するから!」
私「……」
私「じゃあ、その前に一回(実家に)帰るわ!」

医師の言うことを何でも聞いてしまう患者(母)と医師との関係のなかに、
上記の病理のメカニズムを感じてしまいました。
どちらが良い悪いの話ではなく、患者と医師のどちらかの
意識が変わるだけで、病気って減るんじゃないんですかね?

母の眼圧が高い理由はなんとなくわかっています。
こちらから何かを伝えることは、きっと無駄に終わるでしょう。
さて、どうしましょうか。

……


とりあえず、土曜日にでもセッションに行こうと思います。