2011年6月16日木曜日

気を使いすぎると横隔膜が硬くなる!?

横隔膜を触ってみてください。

どうですか?
硬いですか?柔らかいですか?
大きな声を出すことが多い人や吹奏楽などをやっている人は柔らかいのではないでしょうか?
セッションに来られる方にこの横隔膜が硬い人が多いように思います。

横隔膜は呼吸運動に関係する筋肉の一つです。呼吸運動には胸や背中や首にある多くの筋肉が関係しています。そのなかでも大きな筋肉が横隔膜です。
呼吸の際、横隔膜が押し下げられることによって肺に空気が入り、逆に横隔膜が押し上げられることによって肺から空気がでていきます。 肺自身が動いているわけではありません。


横隔膜が硬くなるとどうなるのでしょう?
上記の話からすると、空気の出し入れがしにくくなるのは想像できます。
それでも私たちが呼吸できているのは、横隔膜以外の呼吸に関係する筋肉が代わりに働いているからなんですね。でも、それらの筋肉にも通常の働きがあり、そちらにも影響がでてきます。それは首が凝る、肩がこる、背中が硬いなどの症状の原因のひとつになるかもしれません。


横隔膜が硬くなるのはなぜ!?
これはいくつかの原因が考えられますが、あまり横隔膜を使わずに浅い呼吸をしていると、横隔膜が収縮して硬くなるようです。逆に横隔膜が硬いので、浅い呼吸しかできないということにもなります。負のスパイラルですね。こういった場合は深呼吸やエクササイズや大声を出す(歌を歌う)などをして、横隔膜を緩めてあげると効果的です。


気を使いすぎると横隔膜が硬くなる!?
ここで「思考のパターンや感情の問題が身体に現れる!?」の視点からお話してみましょう。
例えば、重要な会議でプレゼンをするとか頼まれた仕事を断れないなど、緊張したり気を使ったりする場面は毎日のようにあるかと思います。そのように緊張したり気を使ったりしていると、気づかない内に呼吸が浅くなってしまいます。そして、緊張や気を使った後も浅くなった呼吸は戻りません。なぜかというと、呼吸が浅くなっていることに自身で気づいていないからですね(笑)
知らず知らずのうちに呼吸が浅くなり、あまり横隔膜を使わない呼吸にシフトしてしまいます。収縮した横隔膜は硬くなり、他の筋肉に負担をかけるようになります。
呼吸が浅くなると、身体も怠くなりひどくなると何もする気にならなかったりします。

普段生活をしていると、横隔膜のことなんてすっかり忘れてしまいがちです。私もそうです。ときどき横隔膜を触ってみて硬いか確認してみてください。硬いときは呼吸が浅い状態です。お腹で呼吸するつもりで深呼吸をすると横隔膜を使った深い呼吸をすることができます。ぜひ試してみてください。

「セルフ&ペアリリース④ 〜横隔膜編〜」はこちら

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