2014年12月31日水曜日

「生」と「死」を考える大晦日

2014年もあとわずか。
私にとっての大晦日は、宣伝の仕事を辞めて、
ポラリティを仕事にする「きっかけ」の日かもしれません。

4年前の大晦日の夜、私の帰省を待つかのように、
父が倒れて、約2週間後亡くなりました。
今思うと、その2週間は、
これから人にセッションしていくうえでの、
父からの命がけの「最終講義」だったようにも思います。

私は病室で2週間セッションしつづけ、
命のこと、魂のこと、身体のこと、病気のこと、人生のこと、あの世とこの世……
そこで多くのことを感じ取り、学びを得ることができました。

そして、「最終試練」
2週間後、私は自らセッションするのを辞めてしまいます。
セッションをやめると亡くなってしまうのはわかっていました。
でも、それが父にとって一番尊重されることだと気づいたからです。
父は私がカラダを触ってくれるのが、
とても嬉しくて死にたくても死ねなかったようです。
それに気づいたとき、「死ぬことも尊重される必要がある」と痛感しました。

そして、まだかろうじて生きている父に「最後の挨拶」をして、
私は病室を後にし、その2日後に父は亡くなりました。
亡くなる日の朝、私の大阪の自宅に父は来てくれていました。
背中にそっと手を当ててくれていたのを感じました。

私にとって大晦日は、「生」と「死」について考える日になっています。
そして、今の活動のモチベーションの原点でもあります。

2014年12月15日月曜日

見えるはずのものが、見えていない?!

「正しいか、間違っているか」や「〜ねばならない」などの
思考でぎゅうぎゅう詰めになっていると、
世界がこんな風に見えてしまうのかもしれない。
白か、黒か、はっきりとした強さはあっても、
この世界にいると、どんどん不安になってくる気がします。
ココロが動いて感動することも、笑うことも、
何が楽しくて、何が悲しいのかもわからなくなってしまいそう。

見えているようで、それが何かわからない状態。
見えるはずのものが、見えていない。


そして、
思考のとらわれが緩んでくると、
白や黒だけではない、グレーゾーンが見えてくるのかもしれない。

世界は一変して、まだまだ平面的だけど優しい感じがします。
今まで見えなかったいろんなものが見えるようになって、
わかるようになってきます。
視界がクリアになってくると、思考の緩みが加速して、
その隙間から感覚が目覚めてきます。

そして、
風を感じ、音を感じ、温かさや冷たさ、いろんな感覚がみたされてくると、
元のありのままの世界が見えるようになってくるのかもしれません。


私たちには思考することも大事ですが、
すぐにとらわれて盲目になってしまいます。
そうならないためにも、泣いたり、笑ったり、感動したり、
人に優しくしたり、風や音を感じながら、
いつでも感覚を満たせるような生活をしていきたいですね。

はぁ〜、宮古島行きたい(笑)

多様性を認めること

【人の多様性を認めることはとても難しい】

と、庭の草引きをする度に思います。

庭の草はみんな、大地から同じチャンスを与えられて
生えているのに、草引きという人のジャッジが入ると
選ばれる草と選ばれない草がでてきます。

しかも、そのジャッジは、
キレイな花を咲かせる、食べられる実をつける、など
とってもプライベートな質のものだったりします。
だから人によってもジャッジが違うわけです。

多様性を認めるということは、
ジャッジをしないということなのかもしれません。
ふと、去年そう思い、草引きを辞めて、
庭の草をボーボーにしてみました。

すると、フキ、ふきのとう、シダ、山椒、
名前の知らない可愛い花を咲かせてくれるものなど、
いろんな植物が生えてきました。

手入れされた美しい庭もいいですが、
いろんな命と出会える発見の楽しみのある庭もいいものです。

人の多様性を認めることは、ジャッジをしないこと。
すると、そこに全く予想もしなかった
楽しみが生まれるかもしれません(笑)

今、庭の青もみじがキレイです。
天気の良いときに、下から葉っぱを見上げるのが好きです。




2014年8月27日水曜日

コップの水



おっと、あぶない!
コップいっぱいに注がれた水。
今にもこぼれそうでヒヤヒヤしますよね。

人が感情を溜め込んだり、
エネルギーを発散していない状態のときなどは、
こういう状態に近いと思うんです。

今にもこぼれそうなくらい水の入ったコップを
両手に持って、全神経を集中して人にぶつからないように
人混みをそーッと歩いているような。

人からの「言葉」や「態度」に過剰に反応してしまう人は、
こういう状態で人にぶつかってしまったのかもしれません。

もしずっとこういう興奮状態でいるとしたら、
神経が休まることがありませんよね。
想像しただけでとても疲れてしまいそうです。

どうしてこういう状態になってしまうのか?について、
今週末のワークショップでみなさんに体感してもらいながら、
一緒に答えを探して行こうと思います。

人に左右されずにしっかりとした自分軸を手に入れたい方、
慢性的な症状を自分で治す「きっかけ」を手に入れたい方、
にオススメです!!

定員にまだ空きがございます。
興味のある方はご連絡ください。

<ワークショップの詳細、お申し込みはコチラ>
http://urx.nu/bmnm

2014年8月20日水曜日

電気つけっぱなしさん

私たちには、自分の意思でコントロールできない(とされている)
自律神経というものがあり、それは「交感神経神経」と「副交感神経」の
二つに分けられることはよく知られています。

「体を活発に活動させたときに、心臓の心拍数を早めたり、
発汗を促したり、身体を緊張させたり、血圧を上げたりして
一種の興奮状態になるように働く神経が交感神経」と
一般的には説明されています。

そして、交感神経とは逆の働きをするのが
副交感神経だと説明されています。
興奮状態ではない、身体がゆったりしているとき(食事、睡眠時など)に
優位になって、(食事中なら)胃酸の分泌を促したり、
腸の運動を活発にしたりして消化機能を活発にします。

この交感神経と副交感神経のバランスが取れていると、
健康に心地よく生きていけるわけです。

そして、今多いと感じているのは、
交感神経が優位になったまま、
副交感神経を優位にできない状態に
陥っている人たちです。

そういう状態のことを一般的に自律神経失調症とか、
カタッ苦しくて小難しい名前がつけられていますが、
難しい名前がつくほど、原因や解決法が
わからなくなってしまうので、
ここでは「電気(照明)つけっぱなしさん」と呼ぶことにします(笑)

いわゆる、電気(照明)のスイッチをONにしたまま、
OFFにするのを忘れている状態ということです。

電気つけっぱなしさんは、
ずっと電気をつけた興奮状態にいるので、
どんどん熱がこもって体温調節が難しくなってきたり、
休めずエネルギーを使い続けているので、
偏頭痛、不眠症、胃弱、便秘や下痢の繰り返し、
肩こり、腰痛、頭重、精神不安、ダルさ、呼吸が浅い
などの症状がでてきます。

電気つけっぱなしさんは、
どうして電気を消せないのかというと、
【他のことをいろいろ考えすぎて】、
スイッチをOFFにするのを忘れているだけなのです。

考えることに集中してしまうのは、頭が良い証拠ですが、
集中しすぎると心身のバランスを崩してしまいます。
絵を描いたり、踊ったり、家庭菜園で桑を振ったり、草むしりしたり、
何でもいいので、考えること以外に集中を向ける時間を
生活のなかにちょこっと作るだけで、
電気のスイッチをOFFにできるようになってきます。

あと、電気つけっぱなしさんに多いのは、
「あまり身体を動かさないこと」。
身体を動かすことに集中する時間を作ってみると、
より早く電気のスイッチが見つかると思います。

セッションでは、スイッチをOFFにするサポートとして、
背中から自律神経システムにアプローチして
副交感神経が優位になるよう促します。
大体15分〜20分くらいあれば、副交感神経が優位になり、
「ぐぅ〜」という音が聞こえてきます。
それは副交感神経が優位になり、
消化器系の機能が活発になったサインです。

自身で何とかできることは、とても素晴らしいことだと思いますが、
もしサポートが必要な場合は、セッションを体験してみてください。

<セッションの詳細はこちら>
http://polaritytherapy.jimdo.com/




2014年8月16日土曜日

うまくやる方法はいくらでもある

私は畑で野菜などを育てているのですが、
命や土、自然に接することで、
そこから学ぶことがたくさんあります。

先日、台風で立派に育ったピーマンが土から
6cmくらいのところでポキっと折れて、
辛うじて皮一枚で繋がっている状態でした。
「もうダメかなぁ」と思っていたのですが、
しばらくすると、折れた部分のすぐ下から、
立派な枝が伸びてきて、そこから枝分かれして、
今はいくつもの実を実らせてくれています。

それを見て思うのです、
何かに取り組んでいて、不運にも、
すべてがダメになってしまったと思える状況になったとしても、
そこから「うまくやる方法はいくらでもある」と。

うまくやってきたことや
取り組んできた労力にこだわって動けなくなるより、
それを糧として、もっとうまくできる自分を楽しめるようになれると
ハッピーな気がします。

この頃、パーキンソン病や身体が動かせなくなってきている方々に
セッションさせていただくことがあるのですが、
「頑なな思考で雁字搦めになって身体を動かせなくなってしまっている」方が
多い傾向に感じています。
そして、頑なな思考が緩み始めると、
症状がよくなって、身体を動かせるようになるようです。

思考は心や身体、魂を簡単に縛ってしまいます。
思考による観念縛りで心や身体、魂が不自由になることで、
症状や病気がでてきます。
(思考が悪いわけではなくて、頭を使いすぎで、他とのバランスが良くない)

簡単に思考の観念縛りから身体を解放する術や
思考できなくする術もありますが、
頭を使いすぎる方は、何かに熱中して頭を使わない時間を
生活の中に作るだけでいろんなバランスが取れてきます。
頭を使いすぎて肩こり、頭痛、頸椎ヘルニアなどになっている方は
楽になってくると思います。

2014年8月13日水曜日

エネルギー便秘

植物が二酸化炭素を吸って酸素を排出し、
動物がその酸素を吸って二酸化炭素を排出する。

植物にとって酸素は、いわゆる「うんこ」。
そう、私たち人を含めた動物は「うんこ」を必要としている。

そして、動物が出した、「うんこ」である
二酸化炭素を植物は必要としている。

エネルギーの循環とは「うんこ」の循環ということ。

そして、感情もエネルギー。
しかし、それが表現(排出)されなければ「うんこ」にならない。

未消化物(感情)ばかり身体に溜め込んでいると、
便秘のときようにお腹がパンパンに張って、
新しく何かを取り入れることができなくなるばかりか、
動くこともどんどん億劫になってくる。
(人生で一度も排出したことのない人もいます。それは病気にもなりますよね)

そして、そのようにどこかで誰かが感情を表現(うんこ)しなかったら、
別のどこかにいる誰かがエネルギーを受け取れなくなる。

誰かのブログを読んで何かの救いになることもあるし、
アーティストの芸術や詩歌に元気づけられることもある。
これはブロガーやアーティストの体験から生まれた「うんこ」を
しっかり受け取ったということ。

私がポラリティのセッションでしていることのひとつは、
エネルギーの発散をサポートすること。
簡単に言うと、
エネルギー便秘の解消のお手伝いとも言えるかもしれない。

エネルギー便秘が減れば、
その人自身のエネルギー効率も向上するし、
エネルギーを受け取れる他の人も増えてくるだろう。

そうすると、
いずれは世の中全体のエネルギー循環が向上するはず。

このブログも私の「うんこ」というわけで、
ご賞味いただけました?(笑)

2014年8月11日月曜日

心地よいって何?

「心地よく生きる」と言われたって、
よくわからないですよね。

だって、

調子が悪いところは気にはなるけど、
仕事や生活が忙しくて、それに対応する余裕がない。
ときどき、我慢ができなくなったら、
ケアに行くけど、3日もしたら元通り。
これを一生繰り返すのは嫌だけど、
仕事が忙しいしそれどころじゃない。
本当に悪くなったら、病院にいけばいいや。

と数年前まで思ってましたもん、私(笑)

物心がつくころから、
「不景気、不景気」と言われ続ける世界で育ってきて、
対極にある「好景気」を知らないのに、
「不景気」だと言われても
あまりしっくりこないですよね。

それと同じように、
「調子が悪い」を積み重ねてくると、
「調子が良い」ときってどんな感じなのか、
想像もできないし、そこにフォーカスすることも
なくなってくるんですよね。

「調子が悪い」が続くと、それが「普通」になって、
さらに「調子が悪い」がでてくると、
「普通」が「調子が良い」に変わってきたりするし、
どんどん調子が悪くなっているのに、それが「普通」みたいな、
何だか恐ろしい状況に追い込まれてくるわけですね。

何事にも言えますが、
そういった古いパターンから抜け出すには、
まったく新しい「アイディア(視点)」が必要になってきます。

そのアイディアがこのワークショップで見つかるかも。

【身体の可能性に気づき、心地よく生きるためのワークショップ】

ボディワーカー部員の公認ロルファーの黒田次郎と米国ポラリティセラピー協会認定プラクティショナーの寺嶋康浩がワークショップ。
◎日時:2014年8月30日(土)13:00〜17:00
◎料金:2,000円(当部員は1500円)
◎定員:20名
◎場所:『さいりん館』京都市中京区冷泉町65(室町通二条上る東側)
◎アクセス:京都市営地下鉄 烏丸線「烏丸御池」駅 2番出口徒歩5分
                烏丸線「丸太町」駅 6番出口徒歩4分

「あ〜、そういう視点があるのか」とちょっと垣間見るだけでも、
人生変わっちゃいます。体験者が言うんだから間違いない!

思いももよらなかった身体の可能性に気づいて、
一緒に楽しみましょう!

<詳しくはこちら>
http://bwclub.jimdo.com/

2014年8月7日木曜日

カラダの可能性に気づき、心地よく生きるためのワークショップ

この度、京都室町二条にある「さいりん館」さんで、
ロルファーの黒田次郎さんと一緒に、
「身体の可能性に気づき、心地よく生きるためのワークショップ」を
開催することになりました。

今回のワークショップでは、
最近よく聞く「ボディワーク」について、
わかりやすくお伝えするとともに、
今、話題のロルフィングについて実際の手技を
ロルファーの黒田さんに見せていただきます。

また、私は「体感覚をひらいて、心地よく生きよう!」を
テーマにお話させていただきます。
心理学では学ばない「スペース」という概念について、
「スペース」を意識したバウンダリーの築き方(人との境界線の引き方)、
「スペース」を意識した自分軸の立て方などについて、
みなさんに体感してもらいながらお伝えしようと思います。

セラピストやボディワーカーの方はもちろん、
どんな方にでも役に立つような内容にしたいと考えています。


<詳しくはこちらをご覧ください>



2014年7月14日月曜日

病気になりにくいココロとカラダの育て方①〜野生動物〜

私は病気になって人生を終えることが
当たり前のような価値観になっていることに
大きな疑問を持っています。

野生動物を見てみるとよくわかります。

野生動物には、病院がありません。
その日の食べ物も充分にあるかどうかもわかりません。
そして、いつ天敵に教われるかわからない状態です。

安全&安心のない、生きるか死ぬかのサバイバルの世界で、
もし人間のように、たびたび病気になっていたら、
種が存続できるとは到底思えないのです。

もう少し野生動物を見てみると、
野生動物は誰に教えてもらう訳でもないのに、
自身にとって必要な食べ物かどうかを選ぶことができます。

さらに、動物というだけあって、
身のこなしが素晴らしいです。

例えば、鳥が木々の間をスルリと素早く抜けながら飛んでいく姿や、
猫が高いところから落ちても、体操選手のように着地できるのを見ると
羨ましくも思います。

それらを人間がやろうとすると、
考えている間に木々にぶつかってしまったり、
床に打ち付けられてしまいますよね。
思考を使っているとできない動きです。

人間と野生動物の違いは、
どうやら思考優位で動くのか、感覚優位で動くのかにあるようです。

人間が野生動物のように、
病気になりにくくなるためのヒントも
そこにありそうですね。

ハクトウワシに出会ってみたい私(笑)

2014年7月11日金曜日

生きるヒントは言葉のなかにあるのかも!?

「息(いき)」という字は、
「自分の心」と書きます。

この解釈で「息」のつく言葉をみると、
新たな意味が見えて来そうです。

「息がつまる」
「息が合う」
「息がかかる」
「息抜き」
「息が通う」
「息が切れる」
「息が絶える」
「息が続く」
「息がはずむ」
「息を入れる」
「息を凝らす」
「息を殺す」
「息をつく」
「息を抜く」
「息を抜く」
「息をのむ」
「息を引取る」
「息を吹き返す」

息をすることは、空気の循環だけではなく、
心の(エネルギーの)循環でもあるのかもしれません。
セッションをしていると、息が浅い人が多いですが、
心の(エネルギーの)循環が滞りがちなのかもしれませんね。


古来の日本人は「生きる」ヒントを言葉のなかに残したんじゃないか?
と感じています。
身体にでた症状を「病体」ではなく、「病気」ということをみても、
「病は気から」ということを教えてくれているようにも受け取れます。

「いのち」「ちから」なども、
日本古来の大和言葉にさかのぼって調べると興味深い意味が見えてきます。
興味のある方は一度調べてみてください。
セッションに来てくれたときに、聞いてくださってもかまいませんが(笑)

2014年6月10日火曜日

エナジーワーク的考察「アトピー性皮膚炎」

エナジーワークでの症状改善事例から、私の考察を紹介します。
もし、どなたかの役に立つような視点があれば、
役立てて頂ければと思います。
注)ここに書くことは、医学的根拠は全くありません。

【アトピー性皮膚炎】

<日本皮膚科学会ガイドライン>~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アトピー性皮膚炎は表皮、なかでも角層の異常に起因する皮膚の乾燥とバリアー機能異常という皮膚の生理学的異常を伴い、多彩な非特異的刺激反応および特異的アレルギー反応が関与して生じる、慢性に経過する炎症と掻痒をその病態とする湿疹・皮膚炎群の一疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
と医学的には説明されています。

エナジーワーク的にみて、
アトピー性皮膚炎の方に多いのは、以下の通りです。
(1)何らかの理由で自己表現を抑え込んでいる。
(2)胸が閉じている。喉が詰まっている。
(3)猫背(肩が前に出て、お腹を後ろに引いている)。
(4)カラダの中心にある縦のエナジーライン(ウルトラソニックコア)の詰まり(特に喉から胸骨にかけて)。

(2)、(3)、(4)は(1)が原因でカラダに出てきたものです。

お腹(ソーラープレクサス)は自己表現と関わっています。
そして、エナジーの源である魂はそこにいます。
魂の自己表現が抑えられることなく発散できるなら、
エナジーはお腹から胸、喉を通って外に出ていけます。

しかし、何らかの理由で発散を抑えようとしているばかりか、
胸、喉などのエナジーの通り道も詰まってしまっている状態です。

本来使えるはずのエナジーの通り道が使えなくなり、
抑えきれなくなったエナジーはどこに流れるのでしょう?

それは皮膚から漏れ出し炎症を起こします。

この場合、エナジーワークのアプローチとしては、
まず、ゆっくりと胸を開き、喉を開き、
カラダの中心のエナジーラインの詰まりを
クリーンナップしていきます。
エナジーの通り道を確保できたら、お腹へのワークをしていきます。

自己表現を抑えるクセのカラダのストラクチャーから、
自己表現を抑えにくいカラダのストラクチャーに変わることで、
何らかの理由で抑えようとしていたクセができなくなってきます。

これによって、一晩でアトピー性皮膚炎の症状が
改善したという方も何人かいらっしゃいますし、
症状がでてきたとき=自己表現を抑えているとき、という風に
バロメーターのような新しい視点を手に入れられる方も
いらっしゃいます。

2014年6月3日火曜日

種を蒔く



今朝、3日前に蒔いた蕪と人参の芽が出てきました。
発芽すると、なんだか嬉しいですよね。

種を蒔くときは発芽することを信じて種を蒔きます。
逆にいうと、発芽することを疑って、
種を蒔く人はいないわけです。
信じたとおりに生命が生まれたことに
嬉しさを感じるのかもしれません。

しかし、

難病のような治癒が難しいとされる症状や
慢性的な症状を長年患っている方々の話を聞いていると、
担当の医者も治癒することを信じていないような感じだし、
症状をもった当人も治癒することを
信じていない方が多い気がしています。

難病という名前がついたばかりに、
治癒を誰からも信じてもらえなくなってしまった生命が
とても不憫だと思うのです。

世の中に一人でも、
治癒する生命のチカラを信じる人がいれば、
治癒は起こり始めると感じています。
実際にそういった方々を何人も見てきました。
だから、私は生命のチカラを完全に信じることを
大切にしています。
むしろ、セッションではそれしかしていません(笑)

眠らせたままの種を発芽させられるようなお手伝いを
これからもさせて頂きます。

2014年5月11日日曜日

間(あいだ)にある目に見えないカタチのないもの

昨夜、京都のロルファーの黒田さんと居酒屋で
食事をしていたときに、でてきたキーワード。

筋肉と筋肉との間に筋膜があるように、
細胞と細胞との間に細胞間物質があるように、
大地と宇宙との間に空気があるように、
人と人との間に空間があるように、
この【間にある目に見えないカタチのないもの】が
とても可能性を秘めた大事な役割を果たしているんじゃないか、
という話になりました。
しかも、この【間にある目に見えないカタチのないもの】は、
それを構成するシステムのすべてと繋がっています。

例えば、人は人や他の動物、植物、土、微生物に至まで、
地球に生きている(システム)すべてと、
呼吸を通して【空気】で繋がっています。
世界中の伝統的な教えに共通して
呼吸を大切さを説いているのには
こういう理由があるんじゃないかと思うのです。

ポラリティのセッションでクライアントの両極を繋ぐのは、
その両極も大事ですが、それはきっかけに過ぎず、
その【間にある目に見えないカタチのないもの】に
働きかけ、日常生活で途切れた
心身魂の生命のシステムを繋いでいくワークと
言えるのかもしれません。

筋肉と筋肉の間にある【筋膜】に働きかけ
重力と身体のバランスを診ていくロルフィングのワークが
ポラリティワークと似ているのも納得できますね。

2014年5月5日月曜日

生きることは息をすること

人も、動物も、植物も、
みんな呼吸で繋がっている。

人も、動物も、肺で酸素を吸って、二酸化炭素を吐く。
肺と外界は呼吸を通して繋がっている。

植物は二酸化炭素を吸って、酸素を吐く。
光合成をすることで外界と繋がっている。

人も、動物も、植物も、
みんな呼吸で繋がっている。

呼吸が浅い人がいるということは、
どこかの誰か、どこかにいる動物、どこかにある植物が、
受け取れるはずの酸素や二酸化炭素を受け取れないのかもしれない。

呼吸が深くなるということは、
どこかの誰か、どこかにいる動物、どこかにある植物が、
命を育むための大切なものを受け取れるということかもしれない。

人も、動物も、植物も、
みんな呼吸で繋がっている。

呼吸が浅いと、外界と繋がれずに不安になるのかもしれない。
そして、呼吸が深くなると、自分と繋がり、外界と繋がれる。

そう考えると、
呼吸を意識するだけで、世界は少しずつ変わって行くかもしれない。

生きることは息をすること。

人も、動物も、植物も、
みんな呼吸で繋がっている。

2014年3月25日火曜日

3/17(月)たなそえ会レポート



3/17(月)は兵庫県三木市で「たなそえ会(お手当て勉強会)」を
開催させていただきました。

12人の方々にお集まりいただき、
触れ方や意識の持ち方、
興味を持って一緒にいること、
そして、ご自身のケアについて、
私の体験を交えながらお伝えしました。

毎回、とても感覚的なことをお伝えしているので、
そのときは理解できない方もいらっしゃると思います。
でも、少しでも生活の中に取り入れてもらえれば、
いつか何かの「きっかけ」になると思います。
会が終わったときに、みなさんが緩んでキラキラした瞳を見ていると、
そんな気がしました。

たなそえ会の後は、参加者の方々とランチをご一緒させていただき、
本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。

初対面にも関わらず興味を持って、
私を呼んでくださり、集客から開催場所の手配まで、
ご協力くださったヨガ講師の久保田邦美さんに感謝致します。


久保田邦美さんのブログでも、たなそえ会のご紹介をしてくてくださっています。
こちらもご覧ください。

「たなそえ(会(お手当て勉強会)」や「セッション会」の出張は、
随時受け付けています。
開催のために必要な条件等ございますが、詳しくはご相談させていただきます。

お問い合わせ、お申し込みは下記ホームページをご覧ください。

http://polaritytherapy.jimdo.com/ご予約-お問合せ/

2014年3月17日月曜日

呼吸ダイエット

みなさん、仰向けになって床に寝てみてください。
どうですか?
下腹部は呼吸する度に、
大きく膨らんだり、しぼんだりして拍動していますか?
それとも小さな拍動ですか?
それとも拍動はしていませんか?

小さな拍動の方や拍動の動きのない方は、
呼吸が浅くなっている可能性があります。
普段あまり呼吸は意識されませんが、
こういった方法でチェックできます。

呼吸とは呼気(吐く)と吸気(吸う)から成ります。
つまり、吐いてから吸うのが呼吸。
ラジオ体操の吸ってから吐くというのは、
呼吸と言うより、吸呼です。

たくさんのクライアントさんに共通していることのひとつに、
呼吸が浅いことが挙げられます。
もっと具体的にいうと、息を吐けていないので、
息を吸えていない状態です。
普段の生活の中で生まれた緊張の蓄積が
呼吸が浅くなる原因のひとつです。

去年、大阪の中之島で開催されたアウトドアヨガ祭りに参加しました。
私はブース出店でセッションしながら、
いろんな人がヨガをしているのを見ていました。

すると、ヨガをしている人の多くが息を吐けていないのです。
息を充分に吐けない(同時に充分に吸えていない)状態で、
ポーズを取るのは苦行のようにしか見えませんでした。

健康にいいからヨガをしているのかもしれませんが、
あれではカラダが辛いばかりです。

私たちには横隔膜という呼吸に関わる
大きな筋肉が肋骨の下にあります。
呼吸が浅い原因のひとつに、
この横隔膜の硬さが挙げられます。
実は横隔膜が硬い人に、身体が硬い人が多いのです。

そういったことも考慮すると、
本来、人は呼吸とともに動くことが効率の良い動き方だと、
私は感じています。
特にヨガのような深い動きをするときは、
より深い呼吸が必要になってくると思うのです。

また、ダイエットで有酸素運動がいいと言うことで、
運動をされる方がいます。
これも呼吸が浅いと最初は苦行のようになります。
酸欠の状態で有酸素運動をするわけですから。

私が思うに、まず呼吸を充分にできるようになるだけで、
ダイエットは可能だと思います。
なぜなら、呼吸が浅いときに、
使えていなかった筋肉を使えるようになるので、
それだけで代謝が確実にあがります。
特に運動をしなくても、呼吸をするたびに、
これまで以上にカロリーを消費できるのです。

そのためには、まず蓄積した緊張をおろして、
身体を緩めること。
身体が緩まれば、これまで難しかった動きもスムーズに
できるようになりますよ。

生活の中で生まれた緊張をおろして、
身体を緩めるるためのサポートを
ポラリティセラピーのセッションで
させていただいております。

<詳しくはコチラをご覧ください>


2014年2月23日日曜日

ロルフィングとポラリティ

ロルフィングでは身体と重力との調和を目的に
セッションが進められるようです。
エネルギーワーク的な視点でみると、
重力ラインに沿ってエネルギーは流れるので、
重力に調和した身体になると、
エネルギーの通りが良くなります。

身体の構造のバランスが変わることによって、
エネルギーの滞りが解消されていくので、
慢性的な症状が治癒に向かうことも良く理解できます。

私はプロのスポーツ選手やボディワーカーなど、
ロルフィングの10シリーズを終了している方々に
ポラリティのセッションをさせていただく機会があります。

実際に10シリーズを終了された方々にセッションすると、
ロルフィングの素晴らしさを感じます。
まるで身体が風通しの良い家のように、
気持ちよさそうなんです。
それに10シリーズを終えていない方々と比べると、
ポラリティのセッションの反応も全く違います。

体験セッションもされているようなので、
ピンっとこられた方は受けてみられてはいかがでしょう。

ポラリティとも相性がいいので、
私のセッションとセットで受けても面白いかもしれません(笑)

リンク先はロルフィングとポラリティが受けられる
四条烏丸のロルファー黒田さんのオフィスのサイトです。
リラクゼーションメニューが追加されたようです。

http://www.jirolfing.com/

2014年2月15日土曜日

脱スマホ、その後2

スマホを辞めて4ヶ月。

腕に電気を貯める諸悪の根源を断ち切ったことで、
どんどん手の感覚が繊細になってきています。
まるでチベットの千手千眼観音像のように、
手の中に目や耳がありそうな感じです(笑)

そして、
手の感覚が繊細になってきたことと
関係しているのかはわかりませんが、
クライアントさんが本能的にどんな風に動きたいのかが、
わかるようになってきました。

ちょこっとその動きをサポートするだけで、
もつれた糸がほどけるように、
カラダが緩んでくることがあります。
私はなーんにも考えずに、感じたままサポートしていくだけです(笑)

そして、先日、セッション中にクライアントさんから面白いことを教えていただきました。
私の手が「身体に何かを聞こうとしている!」らしいのです。
そういう意図は持っていないつもりなのですが、
触れることによって、身体のシステム同士が
コミュニケーションしようとしているのかもしれませんね。

昔から手のひらを「たなごころ」というように、
きっと手はこころの延長なんだろうと思います。
そうだとすると、こころで感じる能力が鈍ることと、
手の感覚が鈍化することは無関係ではないように感じます。

スマホやパソコンを手放す生活は難しいのかもしれませんが、
ボディワーカーで感覚を本気で繊細にしたい方は、
一度、スマホやパソコンを辞めてみるのもいいかもしれませんよ(笑)

2014年2月14日金曜日

たなそえ会での気づき

昨日、三木市緑が丘にある「みんなのひろばおおきなき」で
子育て中のママさんを対象に「たなそえ(お手当て勉強会)会」をしてきました。

「たなそえ(お手当て勉強会)会」とは、
そっとカラダに手を当てるだけで、カラダもココロも緩んでくること、
触れることはコミュニケーションだということを体感していただき、
生活の中で「たなそえ」を活かして、健康に、幸せに、心地よく生きていくための
術の一つになればと思い開催しています。

昨日もいつも通り、まずデモンストレーションで参加者の方に触れながら、
触り方のレクチャーをしていました。
私が触っていたその方はどんどん緩んできます。
呼吸をするたびに思考や緊張から解放されて、
まるで本来カラダが持っている命の拍動が甦ってくるように感じます。

前にもブログで書きましたが、
私にはその拍動がとても動物的で、セクシーに感じてしまいます。
(これは体感しないと言葉では説明しにくいですね)

そして、昨日もその命の拍動をみなさんに見てもらっていたのですが、
なんと!それを見ているだけでみなさんもゆるゆるしてきていました。

命の拍動を見たり感じたりすることは、
まるでロウソクの揺らめく炎を眺めているときに緩んでくる感覚や
赤ちゃんが抱っこされてお母さんの心臓の鼓動に安心する感覚に近いのかもしれません。

忙しく時間を気にしながら追われるような生活のなかで、
命の拍動を感じることが少なくなってきています。
命が安息を得られない生活しているのかもしれない、
そう思うと、たなそえやポラリティのセッションで人に触れることで、
命にとって、少しでも安息のスペースが得られることは、
素晴らしいことですね。
参加者のみなさんの瞳がキラキラ輝いて見えるのは
「命の喜び」なのかもしれませんね。

それを感じられるようになる人が増えて、
大切にしようとする人が増えたらいいなーと思います。

「たなそえ(お手当て勉強会)会」に興味がある方!近くで開催して欲しいという方!
気軽にご相談ください。ご希望に添えられるかわかりませんが、
私にできることがあればお手伝いさせていただきますよ。

昨日のレポートを主催の木下さんが書いてくださいました。