2011年6月25日土曜日

セッション後の「不思議」

「セッション直後は何も感じていませんでしたが、
次の日スッキリ起きられて身体が軽くなってます〜」というような
感想をいただくことも度々あります。


このようにポラリティセラピーではセッションを受けた直後より
翌日や翌々日など、しばらく時間が経過してから変化が現れることがあります。これはポラリティセラピーの特徴でもありますし、施術後すぐにピークを迎えるマッサージや整体とは違う点でもあると思います。


何故こういうことが起きるのでしょう?


例えば、マッサージでは肩に「凝り」があると、それをほぐそうとして肩周辺の筋肉に働きかけます。それに比べ、ポラリティセラピーのセッションではホリスティック(全身)に診ていきます。背骨が緊張していないか?横隔膜は硬くなっていないか?骨盤の傾きはどうか?膝は固くないか?などのようにです。(※1)
もちろん、以前からお話ししている「思考のパターンや感情の問題が身体に現れる!?」の観点でも診ていきます。

そして「凝り」というポイント(点)ではなく、より少し大きな構造的、機能的な「滞り」というスペース(面?空間?)を見つけ全身にアプローチしていきます。

効果の時間差が生まれるのは、滞りがあることが当たり前になってしまっている身体から滞りがリリースされるので、身体が新しいプロセスに対応するのに時間が必要なのだと思います。


そして、一度起こったプロセスは発展的に続くことがあります。


ここが不思議。


私の体験ですが、セッションを受けた後、腰痛が続いたことがありました。
2週間程して腰痛が治まったと思たら、あら、びっくり。
極度の猫背で後傾していた骨盤が元の位置に戻って、
背骨が伸びて姿勢が変わっていたんですよね。


誰にでも起こることではないと思いますが、こういうことがありました。
本当に不思議です。


またクライアントによってはセッション後に熱がでたりすることもあります。
一見悪化しているように思われますが、
これは身体にある滞りを出すために必要な大切なプロセスです。


そういうときは心配せずに、ゆっくりと休んで熱を出し切ってみてください。
新しいプロセスが始まるかもしれません。


※1:肩の凝りが骨盤など他の身体の部位と関係があるはずがないと考えるのは「思考のクセ」だと思います。実際に肩や背中を緩めるために、特に膝から下をワークすると効果があるように思います。ロルフィングという別のボディワークでも、背中を緩めるための準備として膝から下のワークをします。かかとは身体の背面の筋肉の終着点ともいいますし、下腿へのアプローチは大切だと思います。肩もかかとも繋がっていますから影響を与えることは十分に考えられます。

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