2015年1月17日土曜日

ご自身でどう感じますか?

私はカラダには、良いところも、悪いところも、歪んでいるところも、
そもそもないと感じています。
ただ、生活環境やその方の思考、生きてきたプロセス、
それに最適なカタチとして、今のカラダのストラクチャーになっているだけなんです。

環境に適応しているだけなのに、良いとか悪いとか、歪んでいるとか、
ジャッジ(評価)されてしまうカラダの気持ちになると、何だか可哀想ですよね。

それなのに、カラダの悪いところ探しに夢中になる人が
とんでもなく多いことにビックリします。
こういう仕事をしていると、一番よく聞かれるのが、
「どこか悪いところはありませんか?」です。

そう聞かれると、私はこう答えます。
「ご自身ではどう感じますか?

それを聞くと、多くの方がこう答えます。
「○○先生に△△が悪いと言われた」
「針灸師の先生に○○が冷えていると言われた」
「整骨院の先生に○○が歪んでいると言われた」など。

それを聞いて、私はもう一度聞きます。
「ご自身ではどう感じますか?

その答えはこうです。
「……わかりません」

自身では体感していないのに、誰かに言われたので、
それを鵜呑みにして、まったくその通りだと思い込んでしまっているようです。

患者さんやクライアントさんに、「言葉」を使って何かを伝えるときは、
真実だったとしても、とても気をつけなくてはいけないのですが、
こういった思考の癖(思い込み)を作ってしまいます。
逆に意図的にこういった思考の癖(思い込み)を患者さんやクライアントさんに
植え付けることで、通ってもらおうとするところもあるようです。

そして、会話は続きます。
私:「悪いところを知ってどうするんですか?」

「治したいんです」

私:「ご自身では感じていないのに?」

あらためて書くと奇妙さに気づくかもしれませんが、
こういう会話がよくあります。
頑張り屋さんで責任感の強い人に多いと感じていますが、
ご自身の感覚より、他人の思考や価値観の方が優先順位が高いのだと思います。

自分ではジャッジをせずに、他人にジャッジを任せた方が楽な人もいるでしょう。
でも、ジャッジを任せた他人は、決してあなたの人生を背負えないし、残念ながら責任も取れません。
他人の価値観(ジャッジ)は自分の価値観ではありません。
例え自分のものではないものを飲み込めたとしても、消化は難しいと思います。
もう少しカラダの感覚や自己治癒力を信頼してあげられるといいのになぁと思います。

2015年1月15日木曜日

そもそもココロって存在するの?

そもそも「ココロ」というものが存在しないと仮定すると、
面白い発想がでてきます。

例えば、高いところにのぼって、「怖い」と感じるのは身体だそうです。
「怖い」と感じたときに、交感神経が活性化して、身体を緊張させます。
そして、その「怖い」と感じたことが、解消されない場合、
緊張とともに身体に残るんじゃないかと思うんです。

実際にセッションをしていても、何年も、何十年も持ち続けているような
身体の緊張が緩んでくると、感情のようなものが
でてくることがあります。
そして、もちろん逆もあります。
感情をださないために、緩むことに抵抗する身体もあります。

緩むためにセッションに来ているのに、身体は抵抗しているのです。
もちろん、セッションでは身体を尊重して、無理に緩めたりはしません。
身体にも緩めるタイミングがあります。

また、違う例を出すと、
こういうことを書くと変な人だと思われそうですが……(笑)
人の身体に触れていると、身体の声が聞こえることがあります。
ある人の胃さんは「もっといいものを食べたい」と訴えてきたり、
また、別のある人の手術した身体の部分さんは、
「何するんじゃコラッ!」と怒りを訴えていたりします。
手術などで身体にメスが入ったところは、
怖がっていたり、怒っていたりすることがよくあります。
やむなく必要だった手術だとは思いますが、
身体にとっては、「介入された」感が残っているんだろうなと思います。

そして、もうひとつ別の例を出すと、
私たちの思考は、すぐに身体を観念で縛ってしまいます。
考え込む癖が強いほど、奴隷のように観念に縛られ、
身体は自由に動くことはできません。
そういった方によくあるのが、セッションで身体の声を聞きながら、
身体が自由に動きをサポートしていくと、
ご本人には理由がわからない「嬉しい」という感情が出てきたり、
涙したりされます。
これはまるで身体に感情があるかのように感じてしまいます。

そして、私たちと外界との繋がりは、五感を使って、
身体を使って行っていることを考えると、
もしかすると、「楽しい」とか、「辛い」とか、
「かわいい」とか、「好き」とか、「嫌い」とか、
あらゆる感情は身体から起こると考えることも
できるんじゃないでしょうか?

身体から起こった感情が意識と繋がって、
「楽しい」と認識したり、「これは楽しいものだ」と
思考で評価したりしているんだとしたら、
ココロはどこにあるんでしょうか?


ここに書いたのは、偏った見方なので、
うのみにしないでくださいね(笑)
昔から言葉の中に「心」という文字がつく言葉が
たくさんあるように、日本人が感じていた心という概念は
私もあると思っています。

でも、もしココロに悩みを抱えていて、
心理療法を試されるのであれば、
その前に、セッションで身体にアプローチして身体を緩める方が、
早く良くなると感じていますし、
ある統合医療の心療内科医の先生も以前、同じことを話していましたね。

2015年1月14日水曜日

ポラリティセラピー勉強会&交流会のお知らせ

去年くらいから、ポラリティセラピーに関する書籍が次々と出版されています。
セッションに来てくださっている方やポラリティセラピーに興味のある方から、
「読んでみたけど、難しくて理解できない」という声をよく頂きます。
私自身、ポラリティセラピーは斬新なアイディアと哲学的な概念が素晴らしいと思いますが、
実際に体験してみないと理解できない部分が多くあると感じています。
私が学んだときは、教科書はなく、教師から口伝で体感して学びましたので、
ガイドなしに教科書的な本だけで理解するのは難しいのかもしれません。
(この難しさがポラリティが広まりにくい要因のひとつかもしれません)

ポラリティのボディワークを少しでも知っておくと、
自身のメンテナンスにもすごく役に立つものだと、私は信じています。
私はポラリティセラピーの教師ではありませんので、
ポラリティセラピーを教えることはできませんが、
これらの書籍のガイドはできると思うのです。
つまり、分かりにくいところを噛み砕いて説明することや
体感してもらいながら、より理解しやすい形でお伝えすることができます。

そこで、ポラリティセラピー関連書籍を元に、
実際に体感しながら内容をより理解しやすい形で紐解いて行くイベントを
定期的に開催しようと思います。

ポラリティセラピーに興味のある方、
ポラリティセラピーを施術やカウンセリングに取り入れたい方、
ポラリティを生活に取り入れたい方など、
ポラリティセラピーを知りたいすべての方に、
ご参加いただけるのをお待ちしております。

私もこの機会に参加者のみなさんと一緒に学びたいと思います。
そして、勉強会のあと、時間のある方でゆるゆるお茶でもしましょう。 


最初に紐解いて行くのはコチラの本。
ポラリティセラピー
生命エネルギーによる癒し
ポラリティセラピーの実際の基本的な手技について書かれています。
内容:【エネルギー理論の基礎】【ポラリティの法則】【5つのエレメント】【生命エネルギーのバランスを整えるテクニック】など
施術家の方やご自身やご家族のメンテナンスをされたい方に!
※本をお持ちでない方は、購入していただくか勉強会でコピーをお渡しします。本気で勉強されたい方は購入されることをオススメ致します。
左の画像をクリックすると、Amazonに繋がります。


○ガイドプロフィール
寺嶋 康浩 YASUHIRO TERASHIMA
米国ポラリティセラピー協会認定プラクティショナー

2011年よりPolarity Therapy Healing Coreとして活動。全国でセッション会を開催する「旅するボディワーカー」。ボディワーカーの繋がりとボディワークの普及のため、2014年にボディワーカーズクラブを立ち上げる。子育てママ&パパ応援セッション会、セルフケア講座やボディワーク研究会など、定期イベントを開催。関西大学工学部卒。
日 時:2015年1月25日(日)13:00〜15:00
料 金:3000円
場 所:イマココロルフィング(申込者数により場所の変更あり)
    京都市中京区西錦小路町259 poika四条烏丸8B
    地下鉄四条駅、阪急烏丸駅から徒歩5分
持ち物:動きやすい服装かお着替えをお持ちください。
    スパッツなど身体の動きを制限する服装や
    ナイロンやポリエステル生地の服装は、できればお控えください。
日本, 京都府京都市中京区西錦小路町259
地図データ ©2015 Google, ZENRIN

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2015年1月13日火曜日

50名限定セッション割引キャンペーン










ご好評いただいておりますプライベーセッションの
50名限定割引キャンペーンを開催致します。
ポラリティセラピー、頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラル)を試してみたい方、
心身のメンテナンスをされたい方、自律神経のバランスが必要な方、新しい手法をお探しの方、
是非、この機会にお試しください。

○プライベートセッション45分 ¥6,000   → ¥5,000
 90分以上のセッションを受けたことがある方で、 日々の心身のメンテナンスをされたい方にオススメ。

○プライベートセッション90分 ¥12,000 → ¥8,000
 (BODYWORKERS CLUB部員は2000円引き※1)
初めてセッションを受けられる方やじっくりセッションを受けたい方にオススメ。

○プライベートセッション90分+フェイシャルバランシング30分
 ¥15,000 → ¥10,000
<フェイシャルバランシングについて>
(BODYWORKERS CLUB部員は2000円引き※1)

※当日はラクなお洋服でお越しになるか着替えをお持ちください。
 スパッツなど身体を締め付け、動きを制限するような服装はお控えください。
※1:BODYWORKERS CLUBの詳細はこちら

■得意とする症状例:
パニック障害 、統合失調症、うつ病、無関心、無気力、
集中力の問題、睡眠障害、筋の緊張、肩こり、腰痛、偏頭痛、消化器の問題、代謝の問題など。

■キャンペーン条件
セッション後に簡単な感想を書いて頂きます。

お問い合わせ・お申し込み


受験生にも、セッションを。

今月はセンター試験、来月からは高校生も中学生も受験本番。
受験生にとっては、今がココロもカラダも疲れがピークでしょうね。

うちにも15歳の受験生がいるのですが、
首も、肩も、背中も、お尻も、ガチガチで、呼吸も浅い。
ついには肋間神経にも痛みがでてきているようで、本当に辛そうです。

あまりにも辛そうなので、セッションして自律神経をバランスしてあげると、
呼吸も深くなり、首、肩、背中、お尻の緊張も抜けました。
肋間神経の痛みも少しずつ楽になっていくと思います。

考えてみると、受験生って毎日受験のプレッシャーをかけられ続け、
四六時中、交感神経が活性化している状態なんですよね。
しかも、まだ15歳。
大人なら自律神経をバランスする手法を試そうという発想もでてきますが、
15歳の子どもにはまだ難しいですよね。
周りの大人も身体のことに詳しくなければ、
気づいてあげることもできません。

交感神経が活性化することで、
身体が緊張でガチガチな状態になってしまうと、
呼吸が浅くなり、十分な睡眠も取れません。
そのため、勉強に対する集中力もなくなってくると想像できます。

それは交感神経が活性化した状態が続けば続くほど、
勉強の効率がどんどん下がってくるということです。
少しずつ効率が下がっていって、半年後、1年後の
一番集中力が必要な受験本番のときに、
集中できない状態になってしまっているかもしれません。

私が子どもの時代より、今は刺激が多く交感神経が活性化してしまう環境だらけです。
逆に副交感神経を活性化するのが難しいほどです。
成長に大事な時期を自律神経のバランスを崩してしまうような環境で
過ごさなければならないことは、イノチにとっても窮屈なはずです。

心身のメンテナンスは、大人だけでなく、
受験生にも必要な時代になってきているのかもしれませんね。

子どものケアについて、
大人が少しでも気づいてあげられるような視点を持てるよう、
今後、私にできる情報発信をしていこうと思います。

2015年1月12日月曜日

「私はあなた」「あなたは私」

「私はあなた」「あなたは私」

「私」と「あなた」は同じという意味です。
これは瞑想やセッションの中で気づき、
今、絶賛学び中の視点です。

瞑想やセッションしていると、
自分の境界がなくなってしまう経験をします。

瞑想中だと、自分のカラダの境目がなくなって、
ゆっくりとゆっくりと広がっていくような感じです。
そうなると、瞑想している空間は私のカラダの外なのか、中なのか、
分からなくなってくるのです。
そして、カラダの外なのか、中なのか、境界はどこにあるのか、
実はあまり重要ではないことに気づきます。

セッション中だと、クライアントのカラダに触れていると、
自分の手とクライアントのカラダの境界がなくなってしまいます。
境界がなくなると、面白いことにクライアントのカラダのことを
自分のことのようにわかってくることがあります。
(もちろんすべてではありません)
例えば、足を触っていても、頭や首、胃や深層筋など、
どんな風になりたいのか、動きたいのか、
自分のことのようにわかってきます。

そして、地球とも境界がなくなる経験もできるようになってきます。
これはとても面白い。もはや自分は存在しているのか、存在していないのか、
分からなくなります。そして、存在する存在しないは、
あまり重要ではないのかもしれないと思うようにもなってきます。

「私はあなた」「あなたは私」は、
クライアントも、私の周り人達も、
ある部分では自分と似たところがあるということです。
そう捉えることができると、
どんな人に出逢っても、例え嫌なことをされても、
自分にも似たところがあるよなーと、
された行為の理由を想像できるようになってくるかもしれません。

「私」と「あなた」の境界線を引くことは、
この世界で生きていく上でとても必要なことだと思いますが、
境界線を引くことで悩みが増えることも確かです。
その辺をバランスできるようになれると、
もっと楽に生きられるんじゃないのか、と
日々、探究しているところです。

2015年1月11日日曜日

「ココロ」は「カラダ」、「カラダ」は「ココロ」

「ココロ」と「カラダ」が繋がっているという話はよく聞きますよね。
でも、「ココロ」と「カラダ」が繋がっているという時点で、
「ココロ」と「カラダ」は別物として分けられていることに疑問を感じています。

「えっ!?別物じゃないの?」と言われてしまいそうですが、
目に見えない「ココロ」と目に見える「カラダ」は違いはあるけれど、
「イノチ」という視点で見ると、「ココロ」も「カラダ」もひとつ、
同じ物だと見ることもできるのではないでしょうか?

そう考えると、目に見えない「ココロ」の問題も
よりシンプルに捉えられるかもしれません。

これまでに何百人にセッションをしてきて感じるのは、
今の「カラダ」の状態は「ココロ」の状態だということです。

例えば、頑な思考をお持ちの頑な性格の方は、カラダの筋肉も頑で
なかなか素直に緩もうとしないことが多いです。
そして、注目してほしいのは、その頑な筋肉が緩み始めると、
頑な思考が緩んできて、性格が変わったかのようになってしまいます。

また、自己表現を抑えて生きることをしてきた方は、
便秘であることが多いです。
カラダにとっての食べ物を外に出す排泄という行為は、
自己を外に出す自己表現と同じなのかもしれません。
そのときも、便秘が解消してくると、
自己表現ができるようになってくることがあります。
(ただし、便秘の解消だけでは難しいこともあります)

そして、自己表現が苦手な方や人の言いなりになってしまう方は、
食べ物を食べるときの咀嚼(そしゃく)が少ない方も多いです。
人の思考や言われたことを、自分なりに納得できないまま飲み込むことと、
咀嚼が少なく飲み込むことは、とても似ています。

「ココロ」は「カラダ」、「カラダ」は「ココロ」

そんな風に捉えることができると、
もっとシンプルに「イノチ」を感じることが
できるんじゃないでしょうか?

2015年1月6日火曜日

肩こりは自律神経の不調で起こる!?

「肩こり」が自律神経の不調で起こっているというと、
ピンっとこない人も多いかもしれません。
でも、実際には自律神経のバランスの崩れが影響しています。

肩こりでよくマッサージに行く方もいらっしゃると思います。
たまに筋肉を揉みほぐすのは良いかもしれませんが、
もし頻繁にいっているようなら、逆効果になっているかもしれません。

外からの力で揉みほぐすということは、身体に刺激を与えることです。
刺激を与えられた身体は、興奮を司る交感神経が活発になってきます。
そうなると筋肉は弛緩するどころか、逆に緊張してしまいます。
揉みほぐして肩こりが一時的に楽になったとしても、
すぐに元に戻ってしまいます。
そして、さらに前より少し肩が凝っているかもしれません。
肩の筋肉は呼吸とも関係していて、
リラックスを司る副交感神経の支配と言われています。

ですので、交感神経が活性化しすぎてでてきた肩こりには、
刺激の多い手技のマッサージはあまり向かないかもしれません。

肩こりを根本から改善するなら、
姿勢を正すよりも、パソコンに向かう時間を減らすよりも、
まず自律神経のバランスを整えることが良いかもしれません。

自律神経をバランスするメリットは、肩こりだけでなく、
消化器系の不調や肌の不調、イライラしやすい状態などの
改善にも良いですよ。

自律神経のバランスが崩れるって?

「自律神経のバランスが崩れている」とよく聞くけれど、
自律神経ってそもそも何?という方もいらっしゃると思います。

自律神経とは、循環、呼吸、消化、発汗、
体温調節、内分泌機能、生殖機能、代謝のような、
意識的に機能をコントロールできない不随意な機能を制御しています。

自律神経は機能によって2つに分けられます。

1つ目は、激しい活動をしているときや
興奮しているときに活性化する「交感神経」で
心拍数を上げたり、血圧を上げたりしています。

2つ目は、リラックスしているときに活性化する
「副交感神経」で心拍数を下げたり、血圧を下げたり、
交感神経と逆の働きをします。

「自律神経のバランスが崩れている」というのは、
交感神経が大きく活性化してしまい、2つの神経のバランスが崩れてしまい、
症状がでてきている状態ということです。