2回目のアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けてきました。
アレクサンダー・テクニークとは、心身(すなわち自己)の不必要な自動的な反応に気づき、それをやめていくことを学習する方法。頭-首-背中の関係に注目することに特徴がある。一般には、背中や腰の痛みの原因を改善、事故後のリハビリテーション、呼吸法の改善、楽器演奏法、発声法や演技を妨げる癖の改善などに推奨されることが多い。(Wikipediaより)
レッスンは普段の動きのなかから個人がフォーカスしたいものを選んで、
アレクサンダー教師と一緒に組み立てられていきます。
例えば、楽器を演奏しているなら、実際に楽器を演奏してその動きのなかの
不必要な動きに気づきながら動きの改善をしていきます。
今回、私はセッション中の動きのなかでも、
マッサージベッドが使えない場合(=床でする)の動きを見てもらいました。
ポラリティセラピーでは、セッション中の施術者はとても楽な姿勢であることが必要です。どこか緊張させているとクライアントに伝わり緊張させてしまいます。マッサージベッドと椅子があれば、高さを調節できますので、楽な姿勢を作ることは簡単ですが、床となると姿勢が限られてこれが中々難しいんです。
そういったことを伝えて、
実際に床に他の生徒の方に寝てもらい実践しました。
床に座りながら、仰向けに寝てもらって頭の方から
両肩甲骨の下に手を入れる手技があるのですが、クライアントの頭と接近してしまうので、頭を背けながらも、手の位置を意識していると、背中は曲がるし、首がぐしゃっとつぶれるような不自由な感覚があります。すごく緊張しているのが自分でもわかります。これが悩みでした。
その姿勢をアレクサンダー教師の理香先生に見てもらうと、「寺嶋さん、無意識に前へ行こうとしてません?腰を後ろへ引くと背中が伸びますよ」と言われ、腰を後ろへ引いてみると、背骨が伸びてまっすぐになり、頭を背けなくても十分なスペースができ、とてもリラックスした姿勢を築くことができました。どうやら手の位置に気をとられ、無意識に身体が前へ行こうとしていたのかもしれません。無意識恐るべしです。
これでどんな場所でもリラックスしてセッションができそうです。
もしポラリティプラクティショナーで同じ悩みを持っている方がいれば、
試してみてください。あまり床でセッションをすることも少ないと思いますが……。
個人的にアレクサンダー・テクニークが面白いと思うのは、
無意識に「気づく」ことができるということですね。
普段の生活で自ら気づこうとしても、なかなかできることではありません。
気づいたらそれはもう「無意識」ではなくなります。
そうするとこれまでやっていた不効率な身体の使い方を辞めることができます。
身体にもいい影響があると思います。
アレクサンダー・テクニークに興味のある方は下記をご覧ください。
http://www.alexandertechnique.co.jp/
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