「コンタクトバウンダリー(接触境界)に支障が起きるために、
自己成長が妨げられ病理が生じる」
と以前読んだゲシュタルト療法の本に書いてありました。
また、病理が生じる人の傾向もあって、
1.うのみ
価値観をまったく無批判に取り入れてしまう。
(自分の価値観ではないため、自分のなかで葛藤が起こる)
2.投影
自分が感じていることを他人に委ねてしまう。
3.反転行為
感情を表現せずに自分のなかに押し込めてしまうと、
その感情のエネルギーが自分を攻撃するエネルギーとなってしまう。
4.無境界
自己と他者に境界線を持たない。
5.話題転換
核心に触れようとしない。
さっき母と電話で話していて、ふと上記のことを思い出しました。
母は「緑内障の手術をする」というので、
私は「視野が欠けてきているの?」と聞くと、
「いや、欠けてない」と答えるので、
私「緑内障なの?」
母「違う」
私「じゃあ、何で手術するの?」
母「眼圧が高くて、緑内障になるかもしれないから」
私「自分で決めたの?」
母「眼圧が高いので緑内障の手術をしましょう!と先生が言ってくれたから」
私「じゃあ、眼圧が高いのが問題で、緑内障は問題ではないのね」
私「緑内障の手術は必要だと思うの?」
母「……」
母「○月○日に手術するから!」
私「……」
私「じゃあ、その前に一回(実家に)帰るわ!」
医師の言うことを何でも聞いてしまう患者(母)と医師との関係のなかに、
上記の病理のメカニズムを感じてしまいました。
どちらが良い悪いの話ではなく、患者と医師のどちらかの
意識が変わるだけで、病気って減るんじゃないんですかね?
母の眼圧が高い理由はなんとなくわかっています。
こちらから何かを伝えることは、きっと無駄に終わるでしょう。
さて、どうしましょうか。
……
とりあえず、土曜日にでもセッションに行こうと思います。
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