2011年7月3日日曜日

腰痛がヒドいと呼吸が浅くなる!?

セッションをしていて、腰が緩まると呼吸がしやすくなる方が多いようです。

「慢性的な腰痛」のある方は、骨盤が重かったり、骨盤が前傾していて仰向けに寝ていると腰でブリッジをしている状態になっていたり、逆に骨盤が後傾していていたりと見た目にも感じにもさまざまです。

腰痛の原因として、脊柱起立筋や多裂筋や腰方形筋などがありますが、腰が緩むと呼吸がしやすくなるのは、この腰方形筋が関係しているんじゃないのかなと思います。
この筋肉は、骨盤と第12肋骨をつないでいます。そして、第12肋骨には呼吸に関係する横隔膜が付着しています。この第12肋骨は脊柱と繋がっていなくて宙ぶらりんの状態です。腰方形筋が何らかの理由で収縮をすると(腰痛の状態)、第12肋骨は引っぱられて押し下げられます。そのとき横隔膜も引っぱられるのではないかと思います。引っぱられることで横隔膜は十分に動くことができずに、呼吸が浅くなってくるのだと思います。

だから、結果的に「腰を緩めると呼吸がしやすくなる」ということですね。


「気を使いすぎると横隔膜が硬くなる!?」でも少し触れましたが、横隔膜の動きが良くないと肩こりなどの原因にもなります。

ひとつの不調が全身に影響します。全身は繋がっていますからね。いつから部分だけでしか見なくなったのでしょう。肩こりだからと肩ばかり見ていては、原因そっちのけでその場しのぎをしているだけになってしまいます。ホリスティック(全体的)に見ていくことは本当に大切だと思います。

あ、ちなみに筋肉や骨の話ばかりしていますが、セッションでは臓器へのアプローチもしています。

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