最近、小学校で「雑巾がけ」をしなくなってきていると聞きました。
代わりに「モップがけ」をするそうです。
「モップがけ」はどうしても、
膝が伸びた状態で腰を曲げた姿勢を保持するので、
5~6kgある頭を支えるために、首、肩、腰、膝に
負担がかかってしまいます。
そして、力の使い方も腕にだけに集中してしまいがち。
6〜12才の子どものころから、
こういった非効率な「身体の使い方」を
覚えてしまうのはとても残念です。
この習慣が続けば、いずれ姿勢も影響してきます。
身体に負担をかけた状態が当たり前になれば、
それに気づくことが難しくなってきます。
「雑巾がけ」は最近、私もやっているのですが、
これはなかなかいいですよ。
雑巾がけのような四つん這いの姿勢は、
背骨が重力の縦向きの力から開放されます。
背骨は起きている間、常に重力による下向きの力を
受けているので、縦に縮んでしまいがちです。
背骨が開放されることで、
より自由に動くためのスペースができます。
そして、もうひとつ。
腕だけではない、あらゆる筋肉を連動させた
動きをすることができます。
とっても自然なアニマル的な動きです。
癖になった非効率な身体の使い方も、
こういったアニマル的な動きを
一日一回生活のなかに取り入れていくうちに、
戻っていくんじゃないでしょうか?
実際に毎日雑巾がけをしていて、
身体をリセットできるような、
そんな気がします。
やはり四足歩行の方が
健康に過ごせるのかもしれませんね(笑)
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