2013年6月29日土曜日

「緊張」と「緩和」

ココロとカラダにもこのバランスが必要。
このバランスの崩れがあらゆる症状を生んでいると
言っても良いくらい大切なことだと、私は感じています。

でも、毎日クライアントさんと向き合っていて感じることは、
「緊張」に「緊張」を重ねたような日々を過ごされている人達がたくさんいらっしゃること。
夜寝ている時でさえ緊張しっぱなしの状態が続いていたりします。
そういう人に限って、「緊張」することを大切にしていたりします。
お話を伺っていても一向に「緩和」がみえてきません。

私もポラリティを始める前は「緊張」ばかりで、
「緩和」なんて発想はありませんでした。
「緊張」と「緩和」のバランスが大事なんて
客観的に見ていくこと自体、
まだまだ一般的ではないのかもしれません。

心臓やお腹が収縮したり、拡張したり、
その拍動している様子をみていると、
生命を心地よく感じることがあります。

拍動は生きることであり、バランスなんです。
だから「緊張」することが悪い訳ではなく、
ある程度の「緊張」は必要です。
「緊張」することばかり続けていることで、
バランスが偏っている状態が良くないだけなんです。

バランスはシーソーのように
意識したり、重心を変えたりすることで戻すことができます。
「緊張」を載せているシーソーのもう一方に
「緩和」を載せてみましょう。

でもその前に、「緩和」について知らなきゃいけない。
「緊張」したことしかない方には、わかりにくい発想かもしれません。

そもそも「緩和」って何でしょう?

「ゆるめること」って答えが出てくるかもしれませんが、
それだけじゃ足りないと感じています。
緩和の「和」は【バランスすること、統合すること、一つになること】です。

緩むことでバランス(統合、一つになる)されることが
「緩和」だと思っています。

多くの場合、緊張は外から起こって内側に広がってきます。
(食べ物の場合は、直接カラダの内側に緊張を与えますが)
適度の緊張はココロとカラダに刺激を与えますが、
過緊張の状態が続くことで、
ココロとカラダの繋がりが悪くなってバラバラになってきます。

緩和は外から起こるというより、
内側から起こって外へ広がって行き、
次第に統合に向かうように感じています。
「緊張」と「緩和」はそれぞれ逆のプロセスです。

また、「ストレッチしています!」と
伝えてくださる方がよくいますが、
ストレッチは部分的に伸ばすという刺激であって、
やり方によっては緊張を生みます。
全体が統合されていく「緩和」とは違うような気がしています。

「緩和」するには、どうしたら良いのか?
これはシンプル過ぎて体感したことがないと、言葉で伝えるのは難しい。

「刺激」を与えるのではなく、興味を持って一緒にいる。

ただ、それだけ(笑)

もし何か症状を持っているのなら、
興味を持ってその症状と一緒にいてみると、
自然と「緩和」が内側から起こってきます。
「緊張」に「緊張」を重ねていると、
体感覚をマヒさせてしまっている場合が多いので、
最初は一人で「緩和」を体感することは難しいかもしれません。

一度体感すると、「あぁ、こういうことか」と解るようになってきます。

私のセッションでは、「緊張」と「緩和」のバランスを取り戻す
お手伝いをさせていただいています。
セッション後にクライアントさんの慢性的な症状が緩和していくのも、
キラキラ輝いていく方が増えていくのも、このバランスを取り戻す
「きっかけ」を手に入れられたからなのかもしれません。


京都、大阪、三木でセッションしています。
セッションに興味のある方は、ご連絡ください。

<詳しくはこちら>
http://polaritytherapy.jimdo.com/

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