世界中にある多くの健康法のなかには、
呼吸の重要性を伝えているものがたくさんありますが、
それに興味のない人にとっては、日常で呼吸を意識することは
なかなかないようです。
実際にセッションに来てくださるクライアントさんのほとんどが
呼吸が浅い状態です。
ベッドにうつぶせに寝てもらうとわかりやすいのですが、
呼吸しているはずなのに、背中がまったく動きません。
肺を膨らませたり、萎ませたり、
さらには寝ていると複式呼吸になるはずなのに、
背中に動きがないのです。
しかし、セッションの前に身体の状態をお聞きしたときに、
「呼吸が浅くて……」という方は、今まで一人か二人くらいでした。
それくらい無頓着な呼吸ですが、やっぱりとても大事なんです。
呼吸しているのに背中が動かないということは、
呼吸に使われるはずの筋肉が使われていないということ。
使われるはずの筋肉が使われていないということは、
別の筋肉が頑張ってくれています。
その負担が肩こりや腰痛にもなるし、呼吸が浅いので、
身体もダルくなってきますし、やる気もなくなってきます。
あらゆる症状の原因のひとつに「呼吸」は関係してきます。
じゃあ、どうして呼吸が浅くなってしまうのか、
これは「問題の起こるプロセスと治癒のプロセス」とも関係してきます。
例えば、忙しくて生活があっぷあっぷしていると、
息を吸うことが難しくなってくることがあります。
ココロがいっぱい一杯になってくると、
身体もいっぱい一杯になってくるのです。
というようなことを、
言葉で伝えてしまうと思考でわかったつもりに
なってしまうと非常にもったいないので、
それについては次回の【たなそえ(お手当て)会】で
参加者の方々に体感してもらいながらお伝えしようと思います。
【たなそえ(お手当て)会】では、
日本に昔からある、ココロを添えて、手を添える「たなそえ(お手当て)」を
お伝えしています。次回は呼吸が浅くなりがちな方への
寝る前に誰でも簡単にできる「たなそえ方法」などをお伝えしようと思います。
<たなそえ(お手当て)会の詳細はこちら>
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